編集済
ああ、いいですね。桜子視点。そしてとても文章が分かりやすく気持ちいいです。セリフのチョイスも好きですね。「デビューに失敗しまして」のところ、とても上手いと思います。
ひとつ、指摘と言うほどでもないのですが、一見の後は断定ではない方がいいかなと感じました。
>一見柔らかいけれど、やっぱり硬い。
一見柔らかそうだけど、やっぱり硬い。
あくまで私的感想なので気にしないてくださいね。
作者からの返信
えーきち様、コメント&ご指摘ありがとうございます。
柔らかそうに関しては、そうですね。語感と相談してみます。
参加作品を読み漁っている最中ですが、桜子視点は意外と少ないですね。彼女の懊悩が早い段階で詳らかになってしまうからでしょうか。この作品を書いた後で、葉太視点も考えてみたのですが、共感を得にくいストーリーになりそうでボツに……。
>教壇に立っている担任の秋田葉太《あきたようた》(三十七歳)は、肩を落とし、半開きの口の中で「へぇ……」と呟いた。
『へぇ』じゃねえよ、止めろよ!
と思いましたが、さすがに止めにきましたね。
最後の部分は、百合展開のスタートですか?
作者からの返信
魔女っ子★ゆきちゃん様、コメントありがとうございます!
それなりに経験を積んでいる担任(三十七歳)ですからね。止めました。
仰る通り、最後の部分は百合のスタートです。あっさりこっきりと、始まります。
数少ない桜子視点ですね。しっかり桜子の個性が感じられて良いと思いました。
指摘ですが、
>その発言は、クラスメイト全員の怪訝な眼差しを、全方位から一身に集めた。
視点が桜子本人の一人称なので、「全方位」は書き方を変えた方が良いかも知れません。状況はわかるのですが、桜子以外の視点(「全」とあると、桜子が見えていないはずの後ろまで入ってしまう)のように読めてしまいました。
作者からの返信
オレンジ11様、コメント&ご指摘ありがとうございます。
桜子の内面にフォーカスした書き方を心掛けました。
それゆえ確かに、『全方位』は引っかかりますね。冒頭だからこそ特に、誰の視点だか分かりにくいのは良くないです。
次のような感じに修正してみました。ありがとうございます。
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その発言は、クラスメイト全員の怪訝な眼差しを一身に集めた。背中越しにも視線を感じるので、見回せば三百六十度から注目を浴びている事だろう。