第3話 早く働かないと……。

 結局、酷い風邪だったらしく何も憶えてない上にもうあれから5日も経っているらしい。

 早く働かないと……。


「ルーシュ様、おはようございます。お加減如何ですか?」

『もう大分良くなった。ありがとう。』

「いえ、お元気になられたようで良かった。あ、王都から報酬が届きましたのでいつも通り口座に入れておきました。」

『それで、次の依頼なんだが―――』

「申し訳ありません……。今の我々には貴方様の腕に似合う程のクエストをご用意出来ません……。」

『そうか。なら、また何かあれば屋敷まで来てくれ。』

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