第27話 残りは後2つ

「で?次の目的は何だよ。」

「アスクレピオスだ。」

「……“あーまたか”と思ってしまう私が嫌だわ。」

「……はい。」

「ラグナロク。」

「アスクレピオスは簡単に言えばAI専属の医者だな。AI、アンドロイドなど機械類であらば直せない物はない。……人間を治す事が出来るかどうかは怪しいがな。」


 AI専属の医者、か。


「レディアは引き続きクロノス、ネクロポリス、ニルヴァーナ用のアンドロイドの制作を頼む。」

「ああ、それならもう出来てるけど。」

「……お前も随分手馴れてきたな。」


 当たり前でしょうが。

 早速サラマンダーに手伝ってもらい、アンドロイドを3体リビングには運んで来れば直ぐにクロノス、ネクロポリス、ニルヴァーナがアンドロイド内へと入り、目を開けて自力で立ち上がる。


「私達の体の中って、こうなってるのね。」

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