第10話 それでも、俺は

 ……確かに、その通りだ。……だが


「……悪いが、1つ……いや、2つか。……面白い物が……ここに、まだ……ある。」


 ……だか、ら―――


「……そっか。じゃあ、仕方ないわね。でもそれなら、その2つがなくなったらこっちにいらっしゃいな。あ、そうそう。じゃあ1つ提案!」

「てい……あ、ん……?」

「貴方が回復するまではこっちに皆を呼んでも良い?どうせ、そこの弟子と可愛いペットが気がかりなんでしょ?私達が直接教育してあげる!そうしたら、貴方も早くこっちに来れるじゃない♪」


 その言葉を最後にカクリと目を閉じてしまい、最後にルフェイアの嬉しそうな声と慌てる2つの声が聴こえた。

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