コメントし過ぎるのも迷惑だろうと思って自制しよう、と心を決めていたのですが…私の決意の弱さよりkoumotoさんの作品の凄さが圧倒的に勝るゆえにコメントしますね。詩のような小説ですね。私は詩人って何ですかと聞かれても答えられませんし、そんな読み手として素人の自分がいくら人様の文章を讃えたところで何の説得力もありませんけど……素敵な言葉ですね、キ・イ・ロとキ・ボ・ウ。
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。
感想を聞けるのはありがたいことなので、迷惑なんかではないですよ。
詩のような小説と言っていただけて、とても嬉しいです。詩と小説の書き方の区別が、あまり明確にできていないのかもしれませんが。詩とはなんなのか、自分もよくはわかっていませんね。
でも、かたちはどうあれ、とにかくこころを動かせるものを書けたらいいなあと、そんなことを願っています。この作品は、書けてよかったなと思っています。書いている自分にとっても、かすかな希望をもたらしてくれるような、そんな経験になりました。
自主企画から訪問させていただきました☆
https://kakuyomu.jp/user_events/16816452220126223737
わたしも毎日散歩をしているのですが、つい先日も「点字ブロック」ってどんな感覚なんだろう?と思い、目を瞑って上を歩いてみたところでした。
人の少ない田舎町だからできることですが(笑)
まあ、これまでにも何度かやってみた経験はあるんですが、すぐに方向感覚が失われて本当に怖いんですよね、あれ。
結局今回も、一、二メートルくらいで目を開けちゃいました。
視力を失ったら、どんなに絶望するだろう……。
ぼんやりと思いながらも想像の及ばなかった部分を、このお話がくっきり形にしていってくれるような気がします。
色鉛筆を折ることで色彩のある世界と決別する悲しみ、白杖を奪われて悪意を向けられた時の絶望や悔しさは、読んでいて本当に胸が苦しくなりました。
その後に声を掛けてきた人に対する警戒心も、さもありなんという感じで、主人公と同じように疑心暗鬼に陥っていました。
最後は、視覚障害と向き合いながら、心の中に音と色彩の世界を広げていくような、希望の見える終わり方でホッとしました。
自分の人生だって何があるか分かりませんし、もしかしたらこういうことも起こるかも?と、心の準備もした方がいいかなと思いました。
もし自分の身に起きたら?と考えることは同時に、このような境遇の方がいたら温もりを持って接してあげようと、改めて思うきっかけにもなりました。
この度も、企画を見つけていただき感謝です。
短編集なので一話ずつ拝読させていただいてますが、今回のお話も素晴らしかったです!
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。自分も、目を瞑ったまま歩いてみることがあるのですが、すぐに目を開けてしまいます。そのまま横断歩道を渡ったりとかは、とても出来なかったです。
目の見えない世界とはどんな世界だろう、と自分なりに想像しながら描きました。おそらく勘違いや偏見も多々あるのでしょうが、悪意を向けられた場合の恐怖、逃げることの難しさ、などは、晴眼者の比ではないのではないかと、それを考えるだけで胸が痛みます。
自分だっていつそうなるかわからない、本当にそう思います。いつどうなるか、いつ死ぬか、本当にわかりません。こころをどう準備すればいいのかもわからないです。受け入れることができれば、いいのですが。
今回も詳細な感想、ありがとうございました。毎回、企画にお邪魔させてもらってすみません。こちらこそ感謝です。
読んでいて、人の想像力は無限なのだな、と思いました。
私は高校時代、実習の一つで視界を奪われて街を歩いたことがあります(杖をついて、2人1組で、手は繋がないが、パートナーになる子は危ない時には助ける約束で)
大変、恐ろしかった。
視界を奪われて街を歩くこともそうですが、もし、この実習が私が小学校のとき(いじめられていました)行われていたら、と想像した一瞬で、多大な恐怖に襲われました。
何が言いたいのかというと想像力だけで目の塞がれる世界や恐怖を描ける筆力に圧倒された、ということでした。
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。自分は、そういう実習の経験もないし、視力を失った方と関わりがあるわけでもないので、きっと実態とは違うのだろうな、いろいろと誤解している面もあるのだろうな、と少し後ろめたさを覚えながら書いたのですが、こころに何かを残せたなら、書いてよかったと思えます。貴重な体験を聞かせていただき、ありがとうございました。
このたびは自主企画に参加いただいてありがとうございます!
あの、ほんとうにほんとうにどの話も良すぎて、嘆息するばかりです……
ひときわ好きなのが「雛鳥の葬儀」とこの「黒白黄色」です。
雛鳥の葬儀の方はそちらに感想をコメントさせていただくとして、こちらの感想をどうか述べさせていただきたく……
色鉛筆を折ってしまう場面はどうしても胸が苦しくてほんとうに泣いてしまいました。見えていたはずの彼女の色をひとつずつ手放してくような気がして……上手い言葉が出でこなくて恐縮すぎるのですが……
それでも彼女にしか見えない月を頼りに歩いていく姿に希望を見出せて、わたしもしっかりしなきゃなと思わせていただきました。
ほんとうに良いものを読ませていただいてありがとうございます。今後ともお体には気をつけて、微力ながら応援しています。
作者からの返信
企画に参加させていただきありがとうございます。
色鉛筆を折る場面は、彼女の痛みを端的に表現できたかな、と思えたので、とても嬉しい感想です。
丁寧に受け取ってもらえて、本当に感謝しています。読んでくださってありがとうございました。
自主企画「人の心の闇が繊細に描かれた小説を読みたい!」主催者の沙風です。
参加してくださってありがとうございました……!
小説読ませていただきました。
とても面白くて読みやすかったです。
まず、タイトルに興味を惹かれて読み始め、夢中になってどんどん読み進めていきました。
心情が繊細に描かれていて、読んでいて何度も胸が締め付けられました。
また、言葉の選び方が秀逸で素晴らしいと思います。
どの物語も心に刺さりまくりました……。
素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました🙇♀️✨
作者からの返信
企画に参加させていただいてありがとうございます。こころに何かが残る物語を書きたいなあ、と憧れているので、引っかかる部分が少しでもあったなら嬉しいです。読んでくださってありがとうございました。
今までとは少し違った展開で、それこそこれまで見えていたものとはまた違った景色を見ることができたような気がします。
リズムがあり、テンポのよい展開。
文節ごとに語られる心情。
少しずつ核心に近づいていく気配と伴う陰の気配。
少しずつ、少しずつ胸が締められていくように苦しくなっていく展開もまた良かったです。
そして最後の流れも良かった。
月を見上げる癖がある私にとって、どことなく共感できる感覚で温かい心地になりました。
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。少し別様の話になりました。自分は晴眼者だし、想像を語っているにすぎないので、不快に感じられる方もいるとは思いますが……。月を見上げるのが自分も好きなので、共感してもらえたならとても嬉しいです。
面白いですね。
なにかひとつのキーセンテンスで、大量の文章をお書きになられる。
作者からの返信
読んでくださってありがとうございます。どうしても、こころに引っ掛かった言葉を延々とこねくりまわしてしまう癖があります。読む人にとっても、なんらかの面白さがあればと願っています。