一瞬のきりとり
K・t
一瞬のきりとり
どこから来たって 答えられる人に憧れる
手紙に書こうとして わたしはペンを握る手を止めた
わたしだって どこかから来たから ここにいるはず
生まれて 生きてきて いま
わたしは どこから来たのだろう?
どこに行くって 決められる人が
そう日記に書いてみて 首を
わたしだって どこかに行くはずだ
成長して いつかこの日記を見せる誰かに 出会うかもしれない
わたしは どこに行くのだろう?
振り返りたくて アルバムに手を伸ばした
少しずつ大きくなって 今のわたしになる
そのどこにも答えは写っていなくて すこし悔しくなった
わたしはどこから来たのだろう?
どこに行くのだろう?
いつか答えが出るのか だけでも
教えてもらえると いいのにね
一瞬のきりとり K・t @kuuuuu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
のんびりゆったり減量系エッセイ/K・t
★20 エッセイ・ノンフィクション 連載中 32話
流れる日々に語りたいこと/K・t
★27 エッセイ・ノンフィクション 完結済 190話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます