第9話 女番長

 ……10分後……



「お待たせ💦」

「おせぇーぞ。」

「仕方ないでしょ💦」

「ファレム、君は何匹だった?」

「ファレム凄いよ!」

「凄くないって💦」

「十分凄いよ!」

「見せてくれるかい?」

「ファエリー、ライリー、ホーエリー。」

「「「ニャー。」」」

「!」

「さ、3匹!?」

「ふっ、流石“女番長”。」

「その呼び方辞めろー!」

「「「💦」」」

「落ち着け、ファレム💦」

「退学になりたいの!?」

「っ……。」

「フ~……。」

「ファレム、どうして“あの名前”で呼ばれるの嫌なの?」

「そ、それは……。……モテない、から……。」

「!!?」

「……んな事ねぇーだろ、それもお前の証明だ。」

「!?」

「……お前はお前だ。無理する必要はない。胸張ってろ。」

「う、うん。」


 な、何を急に!?ライニングトってこんな奴だったっけ?


「そんな事よりレクウォ、決めちまおうぜ。」

「りょ、了解💦」

「その前に、ライニングト。何故急に?」

「こうしたら静かになるだろ、それに話が早く進む。ファレムも嫌な思いをしないで済む。」

「……?」

「あ、ありがとう💦」

「気にするな。」

「そういえば皆は何匹なの?」

「俺も3匹。クウォリー、プラリー、イリー。」

「私は2匹。リーリーとイリー。」

「俺は1匹。プラリー。」

「俺も1匹。ライリー。」

「私も1匹。ガクリーよ。」

「私は2匹。ブラリーとプラリー。」

「俺も2匹。ホーエリーとライリー。」

「俺は1匹。スイーリー。」

「私は2匹。イリーとクウォリー。」

「私は1匹。ファエリー。」

「へ~……。」

「ファレムはレクウォどうするの?」

「私?私はエクエラシイス、インストルーション、レコベリー、ランペラトゥル、エレクトリシティ、グリーム、リストリックション、ムーブ、プロテクション、コンビネーションの9教科。本当は全部受けたいけど―――」

「妖精が居ないからか?」

「うん。」

「でも仲良くなれる日が来るかもしれないな。その場合、授業を増やす事も出来るらしい。」

「おおー。」

「ちなみに俺はエクエラシイス、インストルーション、レコベリー、フォウンテイン、ビジオン、ブリーズ、リストリックション、ムーブ、プロテクション、コンビネーションの9教科さ。」

「私はエクエラシイス、インストルーション、レコベリー、ナトゥル、ブリーズ、リストリックション、ムーブ、プロテクション、コンビネーションの8教科。」

「俺はエクエラシイス、インストルーション、レコベリー、ビジオン、リストリックション、ムーブ、プロテクション、コンビネーションの7教科。」

「俺はエクエラシイス、インストルーション、レコベリー、エレクトリシティ、リストリックション、ムーブ、プロテクション、コンビネーションの7教科。」

「私はエクエラシイス、インストルーション、レコベリー、グロウンド、リストリックション、ムーブ、プロテクション、コンビネーションの7教科。」

「私はエクエラシイス、インストルーション、レコベリー、オパクエ、ビジオン、リストリックション、ムーブ、プロテクション、コンビネーションの8教科。」

「俺はエクエラシイス、インストルーション、レコベリー、グリーム、エレクトリシティ、ムーブ、プロテクション、コンビネーションの8教科。」

「私はエクエラシイス、インストルーション、レコベリー、フォウンテイン、ブリーズ、リストリックション、ムーブ、プロテクション、コンビネーションの8教科。」

「俺はエクエラシイス、インストルーション、レコベリー、テンペラトゥル、リストリックション、ムーブ、プロテクション、コンビネーションの7教科。」

「私はエクエラシイス、インストルーション、レコベリー、テンペラトゥル、リストリックション、ムーブ、プロテクション、コンビネーションの7教科。」

「おっ、皆決めるのが早いな!」

「フェイ先生!」

「早い事は良い事だ。」

「あ、あの……先生!レクウォ届け受け取ってもらえますか?」

「勿論。」

「「「「私達も良いですか?」」」」

「ああ。」

「「「「「俺達も!」」」」」

「おう、良し。ちゃんと名前も書いてあるな。皆、サブレクウォは抑えてる、か。」

「サブ、レクウォ?」

「ああ、言ってなかったか。サブレクウォはエクエラシイス、インストルーション、レコベリー、リストリックション、ムーブ、プロテクション、コンビネーションのことだ。ちなみにベーシックレクウォはテンペラトゥル、フォウンテイン、ナトゥル、ビジオン、エレクトリシティ、グロウンド、オパクエ、グリーム、ブリーズ、ポスソン。スペシャリイレクウォはアンイバース、デイティー、デェセーズ、ウルマジックの事だ。」

「へ~……。」

「俺はそろそろ仕事に戻る。じゃあな。」

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