第2話 種族割り

 ……10分後……


「これから種族割りを始める。1人ずつ順に此方に来てくれ。」

「押さないでね。」


 ……。

 ナルウミ校長は水晶を手に私を見た。


「宜しくね、ファレムちゃん。」

「は、はい。」


 何で私の名前を……あ。

 ナルウミ校長の隣に写真付きの名簿を見つける。

 あれは入学届の……。


「手を出して水晶玉に近付けてね。」


 水晶玉に手を近付ければ水晶玉の中に火が灯った。


「!」

「貴方は赤族ね。赤髪の先生の所に行ってね。」

「は、はい!分かりました!」


 緊張の所為か、大股で歩いてしまう。


「初めまして、俺はフェイ。宜しくな。」

「はい!」

「で、こいつはエクペス。」

「仲良くやろうな。」

「勿論です!」


 さっきまでの緊張は何処行ったと言わんばかりの視線が皆から注がれるが全て無視する。

 皆は私を呆れ顔で見ていたが全て無視する事にした。



 ……1時間後……



「生徒は各教員に着いていって下さい。」

「はい!」

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