第24話

果たし状を受け取り。


仕方がなく港の廃棄された埠頭・コンテナ地帯に出向きました。


玲奈ちゃん。

「なんのつもりですか?」


すみれちゃん。

「知らへん。」


あかねちゃん。

「なんでここにいるの?」


玲奈ちゃん。

「ライバル心ですか?嫉妬?」


すみれちゃん。

「どうやら罠っぽい。」


玲奈ちゃん。

「納得が行く結末が欲しいんですね?」


すみれちゃん。

「姦計や。」

「逃げろ。」


他の魔法少女たちが。


このエリアに続々と侵入。


戦闘が発生しています。


玲奈ちゃん。

「そういうことですか。」


すみれちゃん。

「時間稼ぐから逃げて。」


小雪ちゃん。

「わたしたちも加勢するよ。」


小鞠ちゃん。

「大人の魔法使いもいるから気を付けて。」

「完全な同士討ちです。」


すみれちゃん。

「早く逃げて。」


小雪ちゃんが先制攻撃。


絶対零度の凍える吹雪。


手に込めて作成して。


敵の集団に浴びせますが。


敵は耐えました。


周辺が氷漬けです。


とんでもない範囲攻撃。


コンテナの上から。


狙撃してくる魔法少女。


拳銃での攻撃。


あかねちゃん。


不思議な衣でハンドガンの弾を防御。


いくら撃っても効果なし。


あかねちゃん。

「弾丸なら弾ける。」


小鞠ちゃん。

「させない。」


小鞠ちゃんが発砲してくる魔法少女に接近。


跳ね飛ばして気絶させた。


あかねちゃん。

「うぐぐ。」


玲奈ちゃん。

「たくさん集まっています。」

「逃げ遅れてますよ。」


すみれちゃん。

「このままじゃ分がないな。」


小雪ちゃん。

「一緒に逃げましょう。」


小毬ちゃん。

「現場は把握しました。」

「撤退。」


すみれちゃん。

「火力を上げるかな。」


誰かが接近していた。


日葵(ひまり)

「なにやってんの?」

「反逆者の罠だよ。」


すみれちゃん。

「ごめん。」

「真に受けてしもうた。」


日葵ちゃん。

「無策で来たのですか?まったく。」


玲奈ちゃん。

「反逆者が混ざってます。」


日葵ちゃん。

「お互いに分が無い戦いです。」


玲奈ちゃん。

「そのようです。」


相手の魔法少女と魔法使いが多数接近してくる。


日葵ちゃんは偏向レーザーで応戦。


日葵ちゃん。

「だめだわ。」

「体術が高度過ぎてついていけない。」


玲奈ちゃん。

「連携が大事。」


すみれちゃん。

「わたしたち敵の中央部に居るわ。」


あかねちゃん。

「交戦しながら後退しよう。」

「わたしが指示するよ。」


援軍。


朱莉ちゃん。

「なにやってんの?」


渚ちゃん。

「大事になってない?」


美桜ちゃん。

「逆にチャンスよ。」


百合花ちゃん。

「なにやっているんですか。」


苺花(まいか)がシャドーボールで襲撃する。


苺花ちゃん。

「まとめて倒れろー!!」


朱莉ちゃん。

「当たらないよ。」


百合花ちゃんがシャドーボールを吸収してしまう。


苺花ちゃんが大型のシャドーボールを形成。


撃ち込んで範囲攻撃しようとするも。


百合花ちゃんが弾いてどっかに着弾してクレーンが破損する。


美香(みか)が小隊の中に突撃。


美香ちゃん。

「ひとりずつ気絶して貰います。」


百合花ちゃん。

「動きが速いのです。」


美桜ちゃん。

「おっと?」

「読まれているわよ?」


美香ちゃん。

「時間をかけすぎた・・・。」


渚ちゃん。

「はい束縛。」


美香ちゃん。

「ひゃあ!」


渚ちゃん。

「何か吹き込まれた?」


美香ちゃん。

「私も何かおかしいと思う。」


苺花ちゃん。

「食らえ・・・食らえ!」


美桜ちゃん。

「狙いが甘いわよ。」


すみれちゃん。

「戦闘中止!」


苺花ちゃん。

「攻撃が酷い。」

「どれが味方か分からない。」


乱戦。


攻撃を繰り返しているうちに。


消耗していく。


玲奈ちゃん。

「全員に果たし状が届いていたんですか?」


美桜ちゃん。

「策略よ。」

「これでは終わらないわ。」


玲奈ちゃん。

「何かしらのヒントはあるはずです。」


小雪ちゃん。

「逆にここを乗り切ればそいつは失脚するん?」


小鞠ちゃん。

「オーケー。」

「証拠撮影しているわ。」


美桜ちゃん。

「誰が仕掛けたのか判明すれば。」

「そいつは地に堕ちる。」

「でもなんで?」


玲奈ちゃん。

「自分が覇権争いに勝つために。」

「内紛を無駄に広げているだけです。」

「みんな感づいていますよ。」


美桜ちゃん。

「みんな退避。」

「これ以上いればこの地域にもっと集まってくる。」


走って逃げ延びました。


なんと。


魔法使いの女性が小競り合いを近辺で繰り返しており。


さすがに政府もなんとかせよと介入し。


策略を打った者達は後日失脚・追放処分となり。


この事件は終わりを告げました。


夢中になって。


やり過ぎたのです。


自分たちに損害が大きく。


無益な戦いと化しているため。


この一件で全員が戦意を削がれました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る