第15話

寝室。


朱莉ちゃん。

「れーなちゃん♪」


玲奈ちゃん。

「あっ。」


朱莉ちゃん。


玲奈ちゃんを押し倒して。


唇を触りました。


そして。


玲奈ちゃんのスカートをめくりました。


朱莉ちゃん。

「どう?」


玲奈ちゃん。

「気持ち良いですね・・・。」


朱莉ちゃん。

「襲いあいっこ。」

「次は玲奈ちゃんの番!」


玲奈ちゃん。

「どうしましょうか。」

「なにをして欲しいですか?」


朱莉ちゃん。

「なんでもいいよー。」


玲奈ちゃんは後ろに回って。


朱莉ちゃんに抱き着きました。


朱莉ちゃん。

「やん。」


朱莉ちゃんのスカートの中に手を入れました。


玲奈ちゃん。

「どうですか?」


朱莉ちゃん。

「気持ちいい・・。」


玲奈ちゃん。

「わたくしたちもお年頃ですね。」


朱莉ちゃん。

「こうして性について学んでいるよー。」


玲奈ちゃん。

「こうして体験すると。」

「男女の性は動物的本能のような。」


朱莉ちゃん。

「それは夫婦には適用されないのでは?」


玲奈ちゃん。

「恋は発情で。」

「出産は動物的本能に従っているだけでは?」


朱莉ちゃん。

「結婚しない派から見ればそうでしょうねー。」

「結婚する派から見れば適用される法則が違うと思うよ。」


渚ちゃん。

「いいことしちゃってー。」


百合花ちゃん。

「ゆりかです。」

「おふたりさん見つけました。」


美桜ちゃん。

「ゆりかちゃん。」

「いまいいところよ。」


玲奈ちゃん。

「もう終わりましたよ。」


百合花ちゃん。

「性のおはなしですか。」

「恥ずかしいです。」


美桜ちゃん。

「性って最後には飽きるそうよ。」


朱莉ちゃん。

「そうなの?」


美桜ちゃん。

「私見だけれど。」


渚ちゃん。

「そもそも女性が必ず結婚するというのは。」

「勝手に決められたルールに支配されているだけでしょ?」


玲奈ちゃん。

「それは結婚しない人から見た景色でしょうね。」

「結婚する人も結婚しない人も。」

「どちらも正解なのでしょう。」


美桜ちゃん。

「正解はひとつではないから。」


百合花ちゃん。

「ゆりかは性を否定しないのです。」

「でも理性を失ってまで欲情に走りたくないのです。」


朱莉ちゃん。

「もしかして。」

「結婚しない派と結婚する派では。」

「性のあり方が違うんじゃない?」


玲奈ちゃん。

「的に当たっているかもしれません。」


美桜ちゃん。

「人それぞれ答えがあります。」

「自分で学んで答えを出すのが必要でしょうね。」


百合花ちゃん。

「いじくってください。」


朱莉ちゃん。

「お姉ちゃんがかわいがってあげる。」


百合花ちゃん。

「よろしくです。」


朱莉ちゃん。


百合花ちゃん。


退場。


玲奈ちゃん。

「久しぶりにふたりで喫茶店にでも?」


美桜ちゃん。

「いいわね。」

「もうちょっと議論してみたいし。」


渚ちゃん。

「渚はお昼寝かな。」


玲奈ちゃん。

「渚さん。」

「ケーキがありますよ。」


渚ちゃん。

「ほんとー!?」

「やったー!!」


それぞれ解散しました。


寝室には甘い香りが立ち込めて。


女の子の匂いで満ちています。

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