第13話

玲奈ちゃん。

「おいしいものありますよ。」


渚ちゃん。

「どれどれー?」


百合花ちゃん。

「ゆりかです。」

「食べてください。」


渚ちゃん。

「ちょっと大味かなあ。」


朱莉ちゃん。

「食べず嫌いしてはいけません!」


渚ちゃん。

「きっと苺みたいな味だよね。」

「どうやって食べるの?」


百合花ちゃん。

「なでなでしてください。」


渚ちゃん。

「こんなふうに?」


玲奈ちゃん。

「髪をなでますね。」


百合花ちゃん。

「気持ちいい・・・。」


渚ちゃん。

「かわいい趣味だなあ。」


朱莉ちゃん。

「渚ちゃんも食べちゃうぞー。」


渚ちゃん。

「あかりん弄ってみたかったんだよねー。」


朱莉ちゃん対渚ちゃん。


朱莉ちゃんが突撃しますが。


渚ちゃんが捕らえます。


でもひょいっとすり抜けて。


渚ちゃんにとびかかりました。


渚ちゃん。

「わー!あかりんに食べられちゃう。」


朱莉ちゃん。

「たまには犯させなさいよー。」


ひらりひらりとかわす渚ちゃん。


朱莉ちゃんは諦めました。


美桜ちゃん。

「なにか甘酸っぱいわね。」


玲奈ちゃん。

「あなたも参加しませんか?」

「食べさせあいっこしています。」


美桜ちゃん。

「きゃー!」

「年頃の女の子が恋の練習といわんばかりに。」

「なんにんかで彼氏の代用?」

「いや。」

「かわいいもの同士やりたくなった。」

「そう。」

「それは禁断の花園。」


玲奈ちゃん。

「趣味ですよ。」

「恋の練習ではありません。」


美桜ちゃん。

「というより。」

「年頃だもんね。」

「このくらいしないと。」


玲奈ちゃん。

「あなたもどうですか?」


美桜ちゃん。

「このかわいい女の子をいただくわ。」


百合花ちゃん。

「ゆりかです。」

「なでなでしてください。」


朱莉ちゃんと渚ちゃんが一緒に座って。


ほっぺをくっつけています。


玲奈ちゃん。

「男子禁制。」


美桜ちゃん。

「なんだかさらに甘くなってるわね。」


百合花ちゃん。

「ゆりかはもっといろいろされたいです。」


渚ちゃん。

「渚は彼氏役!」


朱莉ちゃん。

「わたしは彼女役!」


美桜ちゃん。

「そのうちキスとかするんじゃない?」


渚ちゃん。

「あっと。」


朱莉ちゃん。

「いけない。」

「調子に乗っちゃった。」


百合花ちゃん。

「どうせならえっちなことしてください。」


美桜ちゃん。

「それは情に燃えすぎ。」


玲奈ちゃん。

「そろそろお茶タイムにして。」

「遊びに行きましょう。」

「恋の火遊びはこの辺りで。」


ごにんでお茶タイム。


今日は調子に乗ったので。


頭を冷やしてから。


街に出かけました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る