第10話

豪邸のホールにて。


渚ちゃん。

「にゃーん。」


朱莉ちゃん。

「まあかわいい猫ちゃん!」


怜奈ちゃん。

「なでなでしてあげますよ。」


渚ちゃん。

「みゃー。」


怜奈ちゃん。

「そういえば。」

「朱莉さん。」

「スカートの中見せてください。」


朱莉ちゃん。

「先に怜奈ちゃんのスカートの中見せてよ。」


怜奈ちゃん。

「ハレンチですわ。」


朱莉ちゃん。

「えっち。」


ふたりで大爆笑。


渚ちゃん。

「年頃ですなあ。」


朱莉ちゃん。

「そんなこと考えるお年頃になったかあ。」


怜奈ちゃん。

「高度な理性が必要になりましたね。」

「欲情が湧いたらすぐ欲情に走るんですから。」


渚ちゃん。

「女性って欲情に駆られたら。」

「何も考えずに欲求のままに行動しがち。」

「女性は理性に疎いから。」


朱莉ちゃん。

「それは言えてるよね。」


怜奈ちゃん。

「本能的なものに対抗する術が必要でしょうか。」

「では。」

「スカートめくりを。」


朱莉ちゃん。

「きゃっ!」

「お返し!」


怜奈ちゃん。

「あっ!」


渚ちゃん。

「もうそんな年頃かねぇ。」


怜奈ちゃん。

「渚さんもふざけましょう。」


渚ちゃん。

「渚はそういうのあまり興味ないかな。」

「なにすんのー!」


朱莉ちゃん。

「そのまま犯しちゃうぞー。」


渚ちゃん。

「リフレクター。」


朱莉ちゃん。

「フレア連打。」


炎の球をぶつけてみた。


跳ね返っていろんなところに命中しましたが。


魔法で出した炎なのですぐ消えました。


怜奈ちゃん。

「光線。」


リフレクターで全部跳ね返りました。


でも。


魔法で出した弱い光線なので。


壁に当たって消えました。


渚ちゃん。

「どうですかー?」


朱莉ちゃん。

「えいえい!」


怜奈ちゃん。

「魔法少女同士で喧嘩するのはやめましょう。」


朱莉ちゃん。

「だよねー。」

「調子に乗っちゃうもん。」


渚ちゃんが居ません。


逃げられました。


怜奈ちゃん。

「きっとキッチンでしょう。」


渚ちゃんが居ました。


渚ちゃん。

「玲奈ちゃんケーキおいしいよ。」


玲奈ちゃん。

「限定品ですからね。」


渚ちゃん。

「そうなのー!」


玲奈ちゃん。

「そうなんです。」


渚ちゃん。

「マジで?」


玲奈ちゃん。

「マジです。」


渚ちゃん。

「本当?」


玲奈ちゃん。

「本当です。」


渚ちゃん。

「へー。」


玲奈ちゃん。

「へーですよ。」


朱莉ちゃん。

「わたしも食べる。」


玲奈ちゃん。

「ではさんにんで。」


さんにんでおやつタイムとなりました。

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