第3話

動物園に赴きましたが。


れなちゃん不服。


玲奈ちゃん。

「動物は展示品なのかペットなのか。」


朱莉ちゃん。

「ハトのほうがいいの?」


玲奈ちゃん。

「展示品なのかペットなのか分からない監獄を見るよりは。」

「自由に羽ばたいている野生の動物のほうがいいわあ。」


朱莉ちゃん。

「うーん。」

「場所を間違えたかな。」


確かに像やライオンなど。


かっこいい動物が多くて。


次第にいい雰囲気に。


玲奈ちゃん。

「一生を羊でいるよりは、一日でもライオンとして生きたほうがいい。」

「なんてことわざもありますから。」

「獅子のように勇敢であったほうがいいのかも?」

「なんて思います。」


朱莉ちゃん。

「動物も自然の一部だからね。」

「そこから学べるものもあると思うの。」


玲奈ちゃん。

「ペット飼育と似通っていますよ。」


朱莉ちゃん。

「ペットは都合が良い存在ではない。」

「その仔の要求を満たして。」

「その仔に人の側が合わせないと。」

「きちんと飼ってあげられない。」

「生活に癒しと彩りを届けるペットという存在。」


玲奈ちゃん。

「実は持ちつ持たれつの関係がペットなんですよ。」

「自然の摂理って凄いですなあ。」


動物園は大変に勉強になりました。


次の日の公園で一緒にお昼食べてます。


女の子がやってきました。


芽生(めい)

「やっぱりかわいくない?」


玲奈ちゃん。

「はい?」


朱莉ちゃん。

「ちょっと!どういうつもり?」


結菜(ゆいな)

「かわいい!駄目!あなたなんて言うの?」


朱莉ちゃん。

「なになに?大人数で押しかけて。」

「次は私が好きって?」


芽生(めい)

「この娘いい!」

「好きです!」


玲奈ちゃん。

「ちょっと待ってください。」

「口説き方があるでしょう。」


朱莉ちゃん。

「あなたは私が好き?」

「わたしにはれなちゃんがいるのよ!」


芽生。

「うむむむ。」

「そっちのかわいい娘。」

「れなちゃんを賭けて勝負よ!」


結菜。

「この娘はずっと前から見てたけれど。」

「好きにしたい。」


玲奈ちゃん。

「あらまあ。」

「久しぶりの対戦になりますか。」


朱莉ちゃん。

「手加減しないからね。」


結菜が変身。


アイドルコスチュームに変身するヴェネツア流のマジック。


同時に魔力が溢れ出す。


結菜。

「勝負よ。」


芽生。

「私も同じく。」


魔法少女ふたり。


女の子。

「あの娘たちは変身しないの?」

「通常の状態で勝てないと思う。」


結菜。

「早く変身しなさいよ。」


芽生。

「魔力があるから同類なんでしょ。」


玲奈ちゃん。

「お構いなく。」


朱莉ちゃん。

「これで充分です。」


結菜。

「そんなわけ!」


芽生。

「行くよ!」


一気に距離を取って交戦。


芽生が光の球をばら撒くと小爆発。


朱莉ちゃんは威嚇攻撃に引っかからずに。


牽制攻撃として。


小さなファイヤーボールを連射する。


結菜。


重力波を発射。


中速度な為か。


玲奈ちゃんに避けられる。


中くらいの木に直撃して木が倒れた。


玲奈ちゃんがビームを発射。


結菜が軽く避けるも。


連射されて避けきれなくなり。


被弾して感電。


戦闘不能。


結菜。

「ごめんめっちゃ威力ある。」

「地味だけど。」


芽生。

「時間をかけ過ぎたよぉ。」


朱莉ちゃん。

「中距離では不利。」

「遠距離か近距離で。」


公園の地面がボロボロになる。


芽生は爆雷攻撃。


いろんな光の球。


爆弾を撃ち続けるも。


あんまり上手に行かない。


素早い朱莉ちゃん相手に劣勢。


朱莉ちゃんは一気に接近する。


格闘戦で爆雷を使う芽生に対し。


近距離でスクリュー軌道の炎を発射。


1発フルヒットで倒れる芽生。


芽生。

「あーもう駄目。」

「動けん。」


他の女の子たちも変身してくる。


玲奈ちゃん。

「アルマロスの護符を使います。」


朱莉ちゃん。

「わたしもそうするね。」


魔術や妖術を無効化出来る護符。


魔法攻撃が一切効果が無いので。


格闘戦に持っていく女の子の集団。


朱莉ちゃんが火災旋風で吹っ飛ばして。


玲奈ちゃんがレーザーを当てて感電させ。


薙ぎ払いました。


芽生。

「お前ら闘うなって。」


結菜。

「無理に迫ってみたけれど。」

「やっぱ取れないわ。」

「失恋。」


玲奈ちゃん。

「次は口説き方をきちんと習ってくることですね。」


朱莉ちゃん。

「また百合花ちゃんに作ってもらおう。」

「この護符の効力って長時間持たないみたい。」


ランチを再開。


ちょっといちゃいちゃして。


悔しがる失恋集団。


勝負ごとに発展して。


司令部から注意された芽生と結菜。


ふたりは地域で勢力があり。


小雪と小毬姉妹に頻繁に叱られている。


ちょっと困ったちゃん。


今回もしでかして。


頭を冷やしに。


滝に打たれに言ったそうです。


なんか宗教観めちゃくちゃな女の子たちですが。


思わぬ乱入がありました。

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