第17話

総裁代理の巫女の魔法少女をよしとせず。


帰宅途中の瑠璃ちゃんを。


15人もの魔法使いが襲撃。


瑠璃。

「何者ですか?」


魔法野郎。

「派閥があるんだ!」


必死に攻撃を加えるも。


まったく通じない。


魔法が打ち消されて。


効果なし。


接近戦を仕掛けるも。


あまりのパワーにまったく為す術なしの15人。


小雪ちゃんと小毬ちゃんが遅れてやってきて。


乱戦に突入するのです。


瑠璃。

「相手の魔法を操作します。」

「牽制してください。」


小雪。

「簡単だよ。」


小毬。

「裏切り者どもめ!」


相手の魔法使いの魔法が操作されて。


上手に発動しません。


魔法使いが必死になって。


格闘戦を仕掛けようと追い回しますが。


味方の魔法使い5人が待ち伏せしていて。


おまけに万能地雷を踏んで。


15人中9人が吹っ飛ばされて。


9人中3人が死亡。


魔法使いの気配を察して。


罠を張っていた瑠璃ちゃん。


急造品の罠でも強力で。


魔法使いはついに逃げ出しました。


瑠璃。

「裏切り者が思ったより多いようです。」


小雪。

「新興宗教のせいかな。」


小毬。

「この際。」

「大粛清を発動する?」


小雪。

「そのほうがいいかも。」


瑠璃。

「被害が大きくならないうちにやりましょう。」


小雪。

「そうしよう。」

「電話っと。」

「長官。」

「オペレーション発動。」


大粛清が発動され。


一斉摘発が発生。


裏切り者の定義が確立していて。


教義について述べれば。


相手は自分の主張を言うので。


その方法で裏切り者をすべて追放・処分したのです。


かなり大規模なこの作戦は。


日増しに裏切り者たちの力を奪いつくし。


新興宗教にも影響が及び。


「エディティオ・ウルガータ」は破壊活動と見なされて。


公安警察によって排除されていきました。


異端に取り込まれた派閥も制圧。


暴れていた派閥が倒されたことによって。


派閥争いは再び治まりました。


瑠璃。

「ここまで勢力が拡大しないうちに。」

「手を打たなかった?」


小雪。

「人類の怠慢です。」


小毬。

「情けない。」


動乱も終了に向かい。


市民の憂いも取れていき。


なんとか正常化しつつある。


近況です。

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