第18話

政治家の内部にいる野心家が新興宗教を使って。


工作をしておりました。


人心掌握をしようとしていたんですね。


衆愚政治に陥りつつあったものの。


それに乗じて。


人気投票を独占する計画でした。


エディティオ・ウルガータの信者を巧妙に利用して。


人気を独占しようとしていたのです。


瑠璃。

「数日前に倒された新興宗教。」

「あれは根本的に政治利用する為のものだったんですね。」


小雪。

「新手のプロパガンダでした。」

「いろんな宗教のパクリコピーを使って。」

「人気を獲得しつつ。」

「新興宗教で有権者を操作しようとするなんて。」


小毬。

「でもあの人達の賭けは失敗でした。」

「正教をあやふやにして。」

「自分たちの教えを徹底して。」

「市民を混乱させる作戦。」

「もうすぐその政治家達は監獄送りになる。」

「それにしても教祖が行方不明。」


瑠璃。

「それほど私達が腐敗していた事実なんです。」

「政府を説得してみます。」


政府がこれを利用して。


政治を正して。


スローガンが生まれました。


ことわざ。


上清ければ下濁らず。


正しい政治を行えば、世の中に不正を行う人もいなくなる。


何事も上に立つ人が行いをただすことが大事という教え。


瑠璃。

「宗教が遅れてしまって。」

「啓蒙が必要だったんですよ。」


小雪。

「政治の啓蒙も必要?」


小毬。

「人々が自分勝手な解釈をはじめてから。」

「根本的に正しさについて追及が必要かな?」


瑠璃ちゃんが前に出て。


大人の魔法使いと連携して。


政治の啓蒙活動も行われ。


動乱を機会に。


正しい政治とは?という「問い」が生じて。


国会でも議論されました。


新聞をふたりで読んでいるすみれちゃんとあかねちゃん。


すみれ。

「なんや?」

「いろいろ変わってるんやな。」

「一か月もしないうちに。」


あかね。

「何か悟ったのかな?」


すみれ。

「君子は豹変す?」


あかね。

「いきなり思想や主義が変わったんだね~。」


すみれ。

「すみれちゃんご機嫌や。」

「ジュース飲もうか。」


あかね。

「それなんのジュース?」


すみれ。

「一本1000円もする。」

「高級な奴。」

「市場で手に入れたんや。」


あかね。

「お菓子もあるね。」

「パーティー?」


すみれ。

「みんな呼んだろうか。」


地域の魔法少女が集まってきて。


1時間ほど盛り上がって雑談。


珍しく。


歓喜に溢れていた。


すみれちゃん。


また次に歩みを進めます。


あかね。

「どんどん進んでいくね。」


すみれ。

「至高の女性とは?」

「女性は安楽を優先するか。」

「もしくは安楽・快楽を決して離さない習性があるんや。」

「神様への畏敬・敬虔が人にとってすべて。」

「女性は女神様に教わらないといけない。」

「神様に教わった女性が最高の存在。」


あかね。

「きちんとした教えは大切だからね。」


すみれ。

「そうやな。」

「人間の独学にも無理があるで。」

「もう夕方。」

「すみれちゃん休んどくわ。」


あかね。

「それじゃあまたね。」


夕日に照らされて。


スポットライト?


女の子に降り注ぐ。


恩寵かな?


真面目に女性をやるとこうなる?


女性とは何か?


自分なりに追究する必要があるみたいです。


夕日が眩しい。


女の子が輝いて。


女の子の存在はここにあります。

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