第14話
「エディティオ・ウルガータ」に行ってしまった魔法少女がおり。
魔法を使って宣伝活動をしております。
力を失いつつ。
必死になっていますよ。
すみれ。
「あいつらここでもやってるん。」
あかね。
「あの娘。」
「魔力を感じる。」
すみれ。
「魔法少女?」
「魔法使いもそっち側に堕ちるんやな。」
あかね。
「魔女の宗教と呼ばれている所以かなあ?」
すみれ。
「そういえば通達があったんね。」
「エディティオ・ウルガータは魔女が教祖だって。」
あかね。
「ではあれを野放しにできないかも。」
すみれ。
「どっちにしろカトリックの批判がすごいんや。」
「被害者が大きくならないうちに倒しとこ。」
変な女の子が。
街で布教をして。
ビラを配ったり。
スピーチをしている所を。
すみれちゃんが接近。
変な娘。
「どうですか?」
「この世界は人類のものなんです。」
すみれ。
「それは誰が決めたん?」
「この世界が人間の物だなんて。」
「さすがに間違いやわ。」
変な娘。
「そんなことはないですよ。」
すみれ。
「人間は神では無い。」
変な娘。
「でも世界は私達の物。」
すみれ。
「いいえ。」
「それは自分たちの物ではないから。」
「自分達の物にしましょう!という言い回しやで?」
変な娘。
「元から私達の物。」
すみれ。
「自分達の物にしたくなった?」
変な娘。
「なに言ってるんですか。」
すみれ。
「あなたは何語を言っているのですか?」
「魔法少女が異端に行ってはならないと。」
「規則があるんやで?」
「ちょっと来てもらおうか。」
変な娘。
「人間様だー!!」
「すべて人間の物!!」
すみれ。
「これは叛意の塊やな。」
「倒したるで。」
変な娘の攻撃。
黒い塊を投げつけてきます。
ある程度距離を取っていたすみれは回避。
黒い塊は破裂して辺りに飛び散り。
妙な空気を放つ。
あかね。
「これ毒系じゃない?」
すみれ。
「状態異常で勝負してくる奴やな。」
変な娘。
「食らえー!」
手から辺りに黒い空気を噴射するも。
距離を取ってから。
すみれちゃんの黒炎弾。
命中して爆発。
変な娘が防御するも。
変な娘が吹き飛ばされた。
すみれちゃんが炎を纏った手で飛びつき。
炎の弾を叩き込んだ。
上手に動けなかった変な娘はこの一撃で戦闘不能。
変な娘は最後の抵抗を試みるも。
魔法が使用できない。
力を失っていた。
騒ぎになったので。
警察官が駆け付けたのですよ。
すみれ。
「わたしらんの規則に触れた娘を発見したんや。」
警察官。
「では身柄を司令部に引き渡します。」
「こちらでは対処できません。」
警察官は変な娘に。
魔石の拘束具を装着して。
司令部に引き渡しに。
連行していきました。
すみれ。
「新興宗教に行ってしまう魔法少女もいるんやな。」
あかね。
「これだと大人の人も有り得る話だよね。」
すみれ。
「小雪ちゃんと小毬ちゃんに連絡しよっか。」
あかね。
「知らないことはないかも。」
すみれ。
「現場を見ない主義やからな。」
「わたしらんが報告しなきゃ発見できへんかも。」
あかね。
「それじゃあ役割分担ってことで。」
小雪ちゃんと小毬ちゃんは対策に追われています。
異端者は。
後に。
ルールに乗っ取って追放処分に。
ポルトガルの島に流されてしまいました。
どうやら異端との戦いが熾烈化したようです。
外国でも同じ動きがありますが。
市民が魔女に反対して。
抗議していますので。
時間の問題でしょう。
すみれちゃん。
今日はお手柄です。
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