第8話

夢で見ました。


シャルロッタというロシア人の少女。


でもよくわからなくて。


目が覚めました。


いつものように支度して。


塾に通っていますよ。


すみれ。

「なんかよくわからない夢やったわ。」


あかね。

「いろいろあったし。」

「いろいろ混ざったのかもね。」


早期学習を終えた人には計画書を持たされて。


こんな事を学びなさいとか。


いろいろ書かれているので。


そのとおりにしているのです。


すみれ。

「作品完成してから。」

「持ってこ。」


あかね。

「画伯。」

「今回はいくらで買ってくれるかな。」


すみれ。

「一万円行くかも?」


あかね。

「それはモダンドリーム。」


画伯は5千円で買ってくれました。


たまにすみれちゃん。


そこそこの質で。


飾るのに適した絵を大量に作って売り飛ばすので。


逆にそれが評判を呼んだりしているのです。


安物なのに質があるので。


好んで買いたがる人が大勢いるお客さんだらけですよ。


あかねちゃんは特にそうした量産品を作るのが得意です。


休憩しつつ。


結局。


夜8時になって暗くなっていますね。


ファミレスで食事をして帰宅。


するつもりが。


人がいない場所を狙って。


女の子が話しかけてきました。


???

「アナタマホウツカエマスカ?」


すみれ。

「さあ?完全に使いこなせるか?とは話は別や。」


???

「ワタシアナタをタオセバ。」

「裕福にナレル。」


あかねちゃんが捕まえてしまった。


???

「ナニスルヤメレー!!」


すみれ。

「あなたの名前は?」


???

「シャルロッテダヨ!」


すみれ。

「ああドイツ人やな。」

「ロシア人かと思った。」

「こうやって戦う運命にあったんや。」


あかね。

「あなたはどっち側?」

「たぶん敵対するよね?」


???

「情報と交換スルネ!」

「今夜。」

「一斉に各地で魔法少女ドウシでタタカウネ。」

「外国とニホンでケッセンネ。」


すみれ。

「わかったから。」

「ちょっと弱ってもらうで。」


???

「アア!ナニスルヤメレ!」


ブロートーチのように。


魔法防御力を削ぎ落として。


じわじわ特殊攻撃で弱らせて。


シャルロッテ倒れる。


すみれ。

「それが本当なら。」

「みんなやっているやな。」


あかね。

「仕掛けてこられないように。」

「退避かつ女性陣に報告しておくね。」

「奇襲があるかもしれない。」


夜歩きを楽しんでいる魔法少女たちが戦闘をしていました。


千夏。

「どうしたんですかー?」

「もう終わりですかー?」


謎。

「オーマイガー!」


幻術に翻弄される謎の女の子。


もうひとりがやってきて。


乃土香ちゃんと交戦するも。


力の差があって勝負にならない。


乃土香。

「わたし相手に接近戦なんて無理だよー?」

「さっさと倒れなさい。」


謎弐。

「severo!severo!」


紗莉奈。

「はい最後。」


外国の娘。

「malvado!」


紗莉奈。


相手を動けなくしてから。


風圧で上に跳ね飛ばして。


受け身をとれない相手は叩きつけられて。


ダメージを受けつつ。


逃げ延びていった。


千夏。

「相手が見えていればこんなこともできるんですよー?」


いきなり両側から影が現れて。


弾かれて。


謎の娘はダメージになる。


謎。

「sensura!」


千夏。

「そんな事言われても。」

「もう終わりにしましょう。」


周辺がブラックアウトして。


何も見えなくなり。


謎の娘は見えないうちに。


叩きのめされた。


謎の娘は逃げ出した。


千夏。

「外国ってそんなにレベル低いんですかー?」


戦闘結果は。


外国の魔法少女はレベルに劣っていて。


混乱を誘うには力不足でしたし。


明け方から。


中華連邦が先島諸島に攻撃を仕掛けたのですが。


自衛隊はアメリカ軍と共に。


中華連邦の艦隊を一方的に撃破するなど。


案外平気で退けて。


魔女たちの工作も思ったより効果が無く。


いい所なしで壊滅してしまい。


動乱もあっけなく終わってしまいました。


味方の魔法使いも列強揃いで。


政治家を拉致するも即座に敗退。


魔女達は諦めて外国に逃げ帰り。


動乱期は終了となりました。

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