2634年某日 フルグ・エーステライヒ国境 アルグィン 「ソマの左手⑧」
「ファイアーフライ2、これより帰投する!」
戦闘機F-25ボガートを操縦しながら、搭乗員が指揮所と交信を行う。
「ファイアーフライ、用心しろよ。近隣でセイレーンが3機落されている。しかも光学照準の対空砲で・・・だ」
「えぇ!そんな馬鹿なッ・・・・F-31は本邦最新鋭の機体ですよ!それが・・・たかが
彼が驚愕するのも無理はない。
F-31セイレーンの機動性は従来機のソレとは一線を画す。
現在ヴェスプティアの主力戦闘機はF-25であるが、航続力や兵装の搭載量などはF-31には遠く及ばない。(高高度域での機動性、直線での加速性能など一部の性能はF-31を超えているものの)
「だが事実だ・・・戦線指揮官のガン・ヒューリック少将はすぐさま更迭された。どうやら敵方にバケモノがいるらしい・・・」
「そんな奴がエーステライヒに・・・」
F-25は
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”蛇”足チェックポイント!:フェニキア氏族の蛇は投石を多用する。
現代では鉛や青銅製の弾丸に代わり、高性能爆薬を充填したA12爆雷(対潜艦に搭載していたものを改造したもの)を河虎の皮を撚って作った
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