第52話 『どうにかして~~!!』
<クリス>
『ダーシュー』
一限目はホームルームだ!!
急がなきゃ!!
「ミアに変な事するんじゃ無いわよ」
ってよ~~く言い聞かせて1年3組を離れて来たけど・・・
すご~~~く
すご~~~く
滅茶滅茶不安
ホームルーム中に制服脱ぎだして全裸になってたらどうしよう!!
なんて不安が頭の中に次から次に浮かんできて
『全然落ち着かない』
教室に替えると
「クリス~おそ~~~い何処行ってたのよ~」
木村さんが早速突っ込んでくる
「ごめ~~ん。ちょっとほかの用事で人と話してたから」
「ミアちゃんに抱き着かれてたって聞いたけど?」
え・・
そんなとこまで伝わってるんだ・・・
何言われるか解ったもんじゃないわ!!
「今晩ミアちゃんの父親と合うようになってるからその話をしてたのよ」
嘘じゃない!!
ミアの父親と今日の夜会うのは事実!!
「そ‥そうなんだ」
「うん。そうなの」
って感じで何とか・・誤魔化せた?
「キン・コン・カーン」
っと始業のチャイムが鳴ると同時に担任が入って来た
担任の先生が黒板に
『誠心学園学園祭』
と題名を書いて
その後に題目として
開催日時
10月20日・10月21日
1.メイド喫茶
2.焼きそば屋さん
3.たこ焼き
4.写真撮影
5.ダーツ
6.射的
7.カレー屋さん
次々に書かれる学園祭題目
「何時の間にこんな話有ったの?」
「あ~エステラントさんは昨日ホームルームの時居なかったから知らなくて当然ね」
長谷川さんが後ろの席から小声で教えてくれる。
私事情聴取で呼ばれてたもんね・・・・
緊張した~
私は助けられた方だから、何も言われる事は無いとは思っていたけど、やっぱりあの時間にあの場所に居たって事は聞かれちゃったな。
まさか
『レイラに買われちゃいました』
なんて言えないものね・・
「学園祭有るんだ~」
「私学園祭でライブとか出たいな~」
「このクラスでするとなるとコーラスとかだよね」
「個人で出るんだよクリス、あ・・クリス私と一緒に出て見ない?」
「私ピアノとかしか出来ないよ」
「キーボード出来るんだ~クリス出ようよライブ!!」
そんな話をしていると
「昨日出たクラス案はこの7つです。1日考えてきてもらったと思いますので多数決を取りたいと思います」
と担任が早速多数決を取り出し多数決の結果
『4.写真撮影』
に決まった
来てもらったお客さんに好きな衣装を貸出して、デジタルカメラで即時に取ってパソコンで編集して即時プリントしてお客さんに持って帰ってもらうって感じらしい。
話し合った結果
デジカメ
Pパソコン
印刷用プリンター
は学校備品で借用可能
しかし
問題は
『撮影衣装』
撮影用衣装をどうするか?
今後の課題として残ってしまった。
『撮影用衣装の借り先を皆で探してみる』
って事で一応の終了となった。
「キン・コン・カーン」
予鈴だ!!
私は直ぐに1年3組に速攻走る
『ミアは?』
『全裸にとかなってないよね?』
焦ってた私は1年3組の教室の中を左右を見ながらミアを探す
突然に
『ガバッ』
っと正面から抱き締められる私
「クリス~~」
突然抱き着いて来たのはミア!!
そんなミアは
私の耳元で・・
「オマタニ・・ナワガ・・グリグリシテ・イスガ・・ビショビショにナルノ・・ドウシタライイ?」
オマタ?
ナワ?
グリグリ?
あああああああああああああああ~
体縛った縄~~解いてなかった~~~~!!
いや~~~~~~~~!!
『どうにかして~~!!』
つづく・・・
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