第50話 『目が離せない!!』
<クリス>
何で皆・・
『私とミアの周りを付いて学校まで歩いているの?』
聞けるなら!!
聞いてみたい!!
そりゃ~ミアが一日で此処まで変わったら、その理由を知りたくなるのは解るわよ?
でも!!
昨日まで全然気にもしてなかった人達がこんなにも私達の周りを取り囲んでいると
『他人の秘密化蜜の味?』
なんて感じでミアの変わった理由を知りたがっているの?
なんて思ってしまう私
それよりも!!
私の左腕を両腕で抱き締めウルウルした瞳で私を見つめながら私の体に寄り添って切るミア
誰だってこの状況を見れば、凄く変だって思うわよね~
これじゃ~私とミアは百合属性って疑われてもしょうがないじゃない?
何でこんなにも私、ミアに好かれちゃったんだろう?
まぁ~
『ペットみたいで可愛い』
なんてレイラのマンションを出るまでは思っていたけれど・・・
ちょっと
『鬱陶しい・・・』
でもね~
此処でミアを引っぺがすと、引っぺがしたで何を仕出かすか解ったもんじゃないし~
こんな大通りで突然全裸になって
『かいか~~ん!!』
なんて騒ぎ出したらミアの一生は終わり!!
絶対にそれだけは
『阻止しなきゃ!!』
だって
こんなミアにしちゃったのは私とレイラの考えが甘かったから・・
だって!!
ミアが
『一度縛られてみたい』
って言うから縛ってあげただけなのに!!
こんなド変態になるなんて思っても見なかったんだもの!!
朝出掛ける時に
レイラと私で
『絶対に暴走するんじゃ無いわよ!!』
って何度も何度も何度も何度もミアに念を押したんだから!!
でもどうしよう・・・
休み時間毎回ミアの教室に行ってミアに声を掛けて、変な事をしないように注意しなきゃ!!
それを思うと
どっと疲れが出て来る私だった。
つづく・・・
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます