第21話 『私がモデルって?え?噓でしょ?』
一年ぶり位に投稿・・・ですね
少しづつまたアップしていきたいと思います
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<クリス>
由美さんの運転で新宿までまた引越しに使ったトラックで送ってもらった私達
車を降りた私とレイラさんはトラックで走り去って行く由美さんと雪乃さんに見えなくなるまで手を振って見送った後、レイラさんに手を引かれて新宿のビルが立ち並ぶ中の一つエトレアタワービルへと連れられ歩いてゆく。
5人の男達に取り囲まれたのもこの近くの飲み屋街
ちょっとだけ怖い気持ちで足が竦んでしまいそうになる私
「変なのが来たら私が守るから大丈夫だから」
私の気持ちを解っているのか、レイラが私に笑顔で優しく語りかけてくれる
怖いって言う気持ちが私の表情に無意識に出てたんだろうな
レイラに手を引かれたまま、エトレアタワービルに入ると
「こんにちは~またお邪魔しま~~す」
ってレイラが守衛さんに笑顔で挨拶
私も続いて
「おじゃましま~す」
って挨拶をしておく
レイラだけ挨拶して私だけ、何も言わないのも変だものね・・・
「レイラちゃんいらっしゃい。あれ?今日は新しい子連れてきてるね」
って返してくれる守衛さん
流石に守衛さんしているだけあって入って来る人を覚えるの馴れているみたい
「この子はクリスって言うの。これからちょくちょく此処に来るようになるからよろしくね」
え?
ちょくちょくって・・レイラの付き人って感じで言ってるのかな?
「そうなんだクリスさんもこれからよろしくね」
守衛さんが私に笑顔で挨拶
「はいよろしくお願いします」
そんなやり取りをしてエントランスに入り、エトレアタワービル4階にエレベータで上がる
エレベータのドアが開くとネイリアスタジオって大きく表示表示板が表示されていた。
「此処がレイラの仕事している所なの?」
「仕事している所って言うか、よく使う撮影スタジオね」
ってレイラが説明してくれるけれど今一良く解らない。
レイラが勤めている会社っていう所じゃ無いらしい事は解る
ドアを開けて中に入ると事務所の受付があり受付の女性が
「レイラさんいらっしゃいませ。『CUTE』の斎藤様からお聞きしていますので奥の何時ものスタジオにお願い致します」
と丁寧に挨拶された私達。
レイラは片手を上げて
「明菜さん、じゃ~何時ものようにそのままスタジオにお邪魔しちゃいますね~」
って下の名前予備であいさつしながら軽く会釈
私も続いて軽く会釈しながら
「お邪魔します」
ってレイラと同じように頭を下げる。
レイラはまた私の出を握って・・
これって恋人繋ぎ?・・だよね?
ズンズンと事務所の横を通って奥のスタジオに私の手を引いて入って言っちゃうレイラ
レイラって結構行動派だよね~
私も慎重172有るけれど、レイラは身長も180くらい有るし・・
女の子としては大きいわよね
私達が撮影所の中に入って行くと
「レイラこっちこっち~」
って女性が手を振りながら呼んで居るのが見えた
「美奈子~新しいモデルさん連れて来たわよ!どうよこの可愛さ!!たっぷりと味わいなさい美奈子」
「うわぁ~凄いよ凄い!!外人さんじゃない~それもとびっきりの超~美少女キタ~~~!!」
「でしょでしょ~凄いでしょ!!美奈子最高の逸材だと思わない?」
「うんうん~凄い凄い。何処でこんな逸材見つけて来たのよ」
「2000万で買った」
「へっ?」
私も美奈子って呼ばれた女性の反応が面白かったので
「はい2000万でレイラに買われました」
って胸を張りながら美奈子さんに宣言しちゃった私
「もうまたまた~2人そろって大の大人を揶揄うもんじゃ無いわよ」
「うふっ」
「あはははっ」
「うふふっ」
私達は顔を見合わせて思わず笑ってしまう。
どうも美奈子さんには冗談と思われちゃったみたい。
「レイラ本当にこの子モデルに使って良いの?」
「美奈子気に入ったでしょ!!」
「此れだけクオリティー高ければ一発OKよ。名前はどうする?
名前?
そうだった名前の商会もしていなかったわ
「クリスです」
って速攻美奈子さんに頭を下げた私
「クリス。貴方にピッタリな名前ね。モデル名はクリスで決まりね。クリスちゃんはモデルやった事有るの?」
「全然ないです」
モデルの経験何て全く有るはずがない!!
「美奈子今日は私がクリスと一緒にモデルをするわ。私が助言しながらの方がスムーズに行くんじゃない?」
「良いわね。レイラが教えてくれると助かるわ。電話でも話したと思うけれど今日の撮影は『秋のお出かけファッション特集』なの。クリスちゃんとレイラ早速で悪いけど向こうでモデルの準備してね」
え?
レイラがモデルするって思ってたけど私も?
「私もモデルするんですか?」
「クリスちゃん当然よ?今日は貴方をメインで『秋のお出かけファッション特集』の撮影するんだから当然でしょ!!レイラは貴方のサポート役で一緒に映るだけよ」
「えええええええええええ~私がモデル~~~???」
余りの驚きに撮影所の中にクリスの悲鳴が大きく響いたのだった。
つづく・・・
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