第15話 『引越し・・』
<クリス>
レイラは私にポシェットを渡してくれると、そのまま私の手を握ったまま、そのまま手を引いて玄関に!!
そしてそのまま私を扉の外に連れ出して、そのまま20階のエレベータホールに歩いてゆこうとしている。
「レイラ待って!待って!玄関の鍵締めなきゃだめでしょ」
って慌ててレイラを止めようとすると
「オートロックだから自動で締まっちゃうから大丈夫だよ~」
って言ってそのままエレベータホールに向かって私を引っ張ってゆく。
あ~レイラそう言えばオートロックって言ってたな~
必ず鍵忘れちゃダメよってレイラが言ってたやつか・・
部屋から出る時は鍵忘れないようにしなきゃ!!
レイラは私の手を握ったままエレベータで1回のエントランスへ降り、守衛室に行って私が20階201号室に住む事を届出。
珠栄さんにデジカメで私の写真を撮ってもらいそのままおあそこンに取り込んで登録
完了!!
これで鍵やICカードを忘れても守衛さんにお願いすれば部屋に入れるようになった。
出来るだけは守衛さんにご厄介にならないようにしなきゃ!!
玄関から出る時に守衛さんに
「行ってらっしゃい」
と声掛けられちゃって一緒んビックリしたけれど
「行ってきます」
と手を振っておいた。
うう~一瞬焦っちゃった~
レイラは
「くすっ」
っとそんな私を見て笑っちゃってるし~
リバーサイドタワーの玄関をでてちょっと歩くともう品川駅
駅に近づくと・・
『チラッ』
っと
一度見て振り返って
また
『チラッ』
っと2度見される私とレイラ
多分レイラはストレート金髪でめちゃめちゃ美少女に返信しているからモデルのレイラだとはバレていない・・ハズ!!
私は普通の女子高生!!
だから何も問題無い・・ハズなんだけど・・・
あれかな・・
レイラが私と手を繋いでいるからお互いレズって思われちゃってる?
よく女の子でも手を繋いでいるから・・それは無いとは思うんだけど・・
2人とも、金髪の女の子同士だから珍しいのかな?
気にしたら負け
品川駅の中に入ると、レイラが新大久保までの切符を2枚購入して1枚を私に渡してく
れる。
「ありがとうレイラ」
って私は差し出された切符を受け取りゲートをくぐりポシェットに切符を入れる。
私の家は大久保の日本フード○○カンパニーの社宅
ここから電車を使って約30分位で着く
新大久保の駅から歩いて15分といった所
今は夏休み中だけど、部活とかが有るのか制服姿の女子高生や男達が目立つ
何か話してるみたい・・
「昨日の夜、銀座で連続レイプ犯の男達5人が捕まったんだって、怖いよね、女の敵よね」
「うんうん30件以上連続でレイプ起こってたって怖いよね。これで少しは安心して歩けるよね」
って話しているよう・・
「連続レイプ犯が居たんだね~怖いね~」
ってレイラもその話を聞いたみたいで私に話を振ってくる。
「ですね~昨日男達に周りを取り囲まれただけで怖かったのに、その男達も最低ですね」
って私も昨日の言を思い出してイラっとなってしまう。
ホームに着いて並んだ列の後尾に並んで待つこと1分で電車が到着
乗客が降りた後順次私達も手を繋いだまま乗ってゆく。
もう通勤ラッシュ時は少し過ぎているみたいで少し空いている?かも
新大久保まで約10分ちょっとで着いて、そこから大久保の日本フード○○カンパニーの社宅まで歩いているけれど5分もするともう汗吹き出して来る。
そんな私の額の汗をハンカチをだしてそっと拭いてくれるレイラ
気の利く出来る女性?
今日は私に合わせてメイクをしたのか金髪のウィッグをつけたレイラは少し若く見える。
ポシェットも、それにワンピースも似たような感じだからあえてそれを狙ったのかも!!
レイラは私の汗をぬぐってくれた後、そのハンカチでそのまま自分の額に滲んだ汗をぬぐっている。
その仕草まで凄く可愛い。
大久保の日本フードカンパニーの社宅の前に私とレイラが着くと既に
『ファッションブランド・レイラ』とボデーにペイントされたホロ付きのトラックが社宅前で既に待っていた。
レイラはそのトラックに近づいてゆくとトラックのドアを
『コン』
『コン』
っとノックして
「由美さんレイラです私達も着きました」
って声を掛けると、ポニーテールの女性がトラックの窓から顔を覗かせた
歳は・・20代半ば位かな?
その女性は
レイラと私の顔を交互に見ながら
「え?」
「え?}
「えええええええええええええええええ?」
っと驚きの声を上げた後
「レイラ・・よね?」
と確認してくる
レイラは
「あ~この姿見せてなかったわね、ごめんね~普通の姿してると取り囲まれちゃうでしょ?だからこの格好で来ちゃった」
「え・・え~流石に私も金髪の女の子になってるとは夢にも思いませんでした」
とその女の人もビックリしたみたい。
普段この格好は会社の人にも見せてないんだ・・・
レイラにお願いされて社宅の1階の社宅の入口付近にトラックを着けてもらい私達は2階の22号室の前に来ている。
トラックで着ているのは
ブランド・レイラの副社長の
同じく
ブランド・レイラの社員さんの
2人には外で待ってもらって
私は勝手知ったえう自分の家の鍵を開けてレイラと部屋に入りながら
「お父さん言ってた通り引越し荷物取りに来たわよ~」
と大きな声でお父さんを呼んだ。
「お父さん~~?」
「あれ返事がないわね。居ないの~~」
って部屋の中に入っていったんだけど・・
「ひっ・」
っと悲鳴を上げそうになった私の口をレイラが手で塞いで私をドアの影に一瞬で引き戻す!
『その向こうの部屋ではお父さんと紗耶香さんが全裸でピーの真っ最中!!』
その部屋からは、断続的に聞こえてくる紗耶香さんの喘ぎ声・・
私は衝撃の光景に思わず声を上げそうになってレイラに口を塞がれて入口に引き戻された。
つづく・・・
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