第7話 『お風呂乱入』

<クリス>


レイラ・・

まだ呼び捨て慣れないな~

レイラ・・お願いされちゃったけど、名前呼び捨てで呼ぼうとするとまだ違和感でちゃう。

慣れなきゃ!!


お弁当も全部平らげて、ミートスパゲティーと生ハムの野菜サラダも食べたけれど、まだまだ食べ足りない感じ!!

ミートスパゲティーと生ハムの野菜サラダはまだ半分以上残っている。

「あれ?クリスはもう終わりなの?」

ってレイラ・・も言ってくれるけれど・・・


これ以上平らげると、レイラが言った通り確実ブタさんコースまっしぐら!!

美味しい物が、こんなにあるっていうのも辛いなぁ

あの栄華を誇ったローマ帝国が滅亡する時、もう入らないから指を喉に突っ込んで、吐きながら食べたという逸話があったけど、その気持ち解るような気がする。


「レイラもうお腹一杯食べれないよ」

って兎に角、逃げておく。

だって~太るのが気になるからなんて恥ずかしくって言えないもの!!


「じゃ~明日の朝に残しときましょう、夜食べると身になるって言われてるしね」

ってレイラって意地悪~

ちゃんと解ってるじゃん。


そう・・もう夜の12時近く

こんな時間に食事なんてしちゃったら脂肪フラグ乱立しちゃうこと確実!!

レイラってめちゃ細いけど、ダイエットとか気にする方なのかな?


レイラは椅子から立ち上がって

「私達の出会いお祝いしましょ」

と言って私の手を握って窓際に私を連れてゆく。

レイラの歩いてゆく窓際の方向は、映画で見るような壁の棚にお酒が並べられていてその前にカウンターが設置された場所


私はそ窓際に設置された長いテーブルの椅子に座らせ、レイラはそのカウンターの中に入って小さな常設の冷蔵庫からいちごを取り出してミキサーにかけ、それをシェーカーの中に入れ色んな物を棚に置かれた瓶から少しづつシェイカーに入れ、映画のバーテンダーさんがやるようにシェイク

三角のカクテルグラスを2つ用意して、それに氷を砕いて入れた後、そのシェイクされた物を注いてゆく。


それを見ていると私とは全然住む世界も生活さえも、全然違っているんだなと実感

出来上がったカクテルグラスを私の所に持ってきて、私のテーブルの前に置いたレイラは私の横に座ってきて


「じゃ~乾杯しよっか!!」


ってカクテルグラスを私に向けてくる。

私も私の前のテーブルに置かれたカクテルグラスをレイラと同じように手に持ってレイラに向き合うとレイラは満面の笑顔で私と視線を合わせ


「じゃ~私とクリスが今日出会えた偶然と私とクリスのこれからの未来に乾杯~」


と言って私のグラスとレイラのグラスを


「コンッ」


っと合わせる。

何か感動しちゃうな。

今自分が体験している事が、映画を観ている観客のように自分に起こっている事じゃないみたいな気持

カクテルグラスに注がれたいちごのカクテル?をちょっぴり口に含むと


『甘くておいしい~~』


でも・・

すこし体がふわふわとするみたいな感じがする?


『これは気のせい?』


それに体が熱い感じ・・

でも凄く


すご~~~く良い気持ち!!

何なんだろう?

ただのジュースだったハズなのに!!

私変・・・なのかな?


私とレイラの目の前の窓の外は品川の街の夜景が広がっている

今日から此処が私の住む所・・・

私が外の景色に見惚れていると・・


奥の部屋の方から


「お風呂が沸きました。お風呂に入れます」


と女性の声?

その声に反応して

「お風呂沸かしてたんだけど、お風呂が沸いたみたいよ。クリス先に入って」

とレイラが私に話しかけてきたけれど


「此処から見える夜景が凄く綺麗なのでも少し此処でこの夜景を見ています」

ってレイラに言うと

「解った、先に私お風呂入るね」

って言って奥の部屋に歩いて行って、暫くして帰って来来ると両手に持っていた着替えの一方を渡してきて

「突然で着替えもないでしょうから、この寝間着と使ってない下着だからよかったら使って。ブラは65Dだからクリスの体系だと大丈夫だと思うけど合わなかったらゴメン。」

って着替えと下着とバスタオル2枚を渡してくれ先にお風呂に歩いて行ってしまった。


寝巻は上下に分かれたパンツタイプ

可愛いキ○ちゃんのキャラクター寝間着

レイラってこんなのが好きなのかな?


それにこの下着ってレースめちゃめちゃつかってて可愛い~~

レイラ・・

こんなのが趣味なのかな

私も身長は高いと思ってたんだけど、171センチの私より慎重高いし

私より細いし

胸は私より大きいし


ブラ65Dか~

レイラさんって凄く細いんだ~

それにDサイズって~


うわ~~私負けちゃってる~~

く・・・悔しい・・

って何私、レイラと張り合ってるのよ~


それにしても、着替える時に転げそうになっちゃってレイラに抱き締められて受け止められた時・・

レイラのくちびる・・・


うう~意識しちゃった~~~

あれはきっと気のせい!!


今全然ドキドキもしていないんだから!!

あの時は突然だったから驚いただけ!!



もう一度・・

確認してみようか・・

お風呂に一緒に入って・・

レイラの裸見てもドキドキしなかったら、此れは恋じゃない!!


うん~~!!

そうしよお!!

こんな変な事で悩んでいてもしょうがない!!


行動あるのみ!!

私はそう思って・・


そ~~っと、最初に案内してもらって大体わかった部屋の間取りを再度思い出してお風呂場に足音を忍ばせて歩いてゆくと・・

脱衣所の奥にはレイラの姿は此処からでは見えない・・

そ~~っと脱衣所の扉を開けて・・


そ~~っと脱衣所に入ると・・・

どうもレイラは湯船につかっているっぽい?


私はレイラに着せてもらった薄黄色のワンピースを脱いで綺麗にたたんで・・

ブラと・・

ショーツ・・

を脱いで・・


うわ~~私緊張してきちゃった~~

なんて大胆だ事!!


わたし


してるの~~

だ・・・


大丈夫よね!!

私とレイラは女の子同士!!

だんの問題も無いわ!!


仲良くなるにはまずは裸同士のお付き合い


『良し!!行くぞ~~私~~』


そう決心してお風呂場のドアを開けた瞬間


「レイラ来ちゃった~」

と言うと



「きゃっ」


っとレイラは悲鳴をあげた瞬間両腕で胸を隠して・・


『固まった』



な・・何・・

レイラのこの反応???


つづく・・・

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