第12話

あの出来事から3日…

「あの2人意外とお似合いだよね…」

「それな!っていうか誰が見合わないって言ってたの?」

「萌えるわ…」

「それな…」

「グヌヌヌ…許さん…」

なんか1人だけ血の涙流してるやついる…

まあ、こんな感じで周りからの視線が増えた

「なあ、セラ?」

「ひゃい!?な、なんですか?」

セラはセラでおかしいし…

「いや、なんもない…」

「気になるじゃないですか!言ってください!」

ああ、なんか言おうとしてやめたらなんか気になってしまう現象か…

本当に呼んだだけなんだけどな…あ、良いこと思いついた…

少し驚かせてやろう

「なあセラ…」

「なんですか?」

不思議そうに首を傾ける、クッソ可愛いじゃないか…

「好きだ…」

「ちょ、急にどうしたんですか!?」

セラは顔が赤くなっていた。よし、成功だ!

「セラは俺のこと好きか?」

え?今俺なんて言った?馬鹿じゃないの!?

「うーん…」

あ、即答してくれないんだ悲しいな…

自分で聞いといて悲しくなってきた

ショボーンとしているとセラは微笑んで

「えっとね…好きじゃなくて…大好き!!」

うん、嬉しいんだけど…なんか声でかくなかった?

「聞こえた!?大好きだって!」

「うんうん!録音してるよ!」

なんでだよ!?後でこっそり貰おうかな…

「グヌヌヌ…」

「許さない…」

なんかこわいんだけど!?

「な、なあセラ声大きい…」

「いいの!響くんは私のこと好きなだけなの?」

おう…言わなきゃ男が廃るよな…

「いや、おれはセラのことが大好きだ…」

流石に大声で言うのは無理だったのでセラの耳元で囁くように言った

その時世良はキスをした

「「「きゃーーーーーーーーーーーー」」」

「「「ぎゃああああああああああああ」」」

男子と女子の悲鳴画微妙に違うのは気のせいだろうか…?

ああ…疲れた…


…………………………………………………………………………………

「はっ夢か…」

まあ、そりゃ夢だろうな…

そういえば今日はセラがインターホン鳴らさないな…

よし、セラのとこ行くか…

「おはよ、セラ」

「お、おはようございます!」

どうしたんだろ?いつもと様子が違う…

朝あんな夢を見たからだろうか…セラの方を見れない

流石に無言で登校はきついな…

「なあ、セラ?」

「ひゃい!?な、なんですか?」

あれ、なんか見たことあるぞこれ…

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