第2話
「はあー、やっぱ夢じゃないか」
今は7時まだ時間に余裕があるな、
ピンポーン
「誰だこんな時間に…」
「天童くん!?起きてるよね!?おはよう!」
「まって、天瀬さん、ぼく家の場所教えてないんだけど…」
「あー氷室くんにきいた!」
「葵の奴…」
氷室葵、小学校からの仲でかなりイケメンなのでモテるが彼女がいる
「まあ、とりあえず中に入れてよ!」
「…まだ着替えてないんだよ」
「いいからいいから」
「あ、ちょっと」
「お邪魔しまーす♪」
「あーもう…」
(これが天童くんの部屋…)
「意外と片付けてあるね」
「当たり前でしょ」
「ちぇーおもしろくなーい」
「なんでだよ」
「だ、だって…片付けるっていう名目でここに来れるじゃん」
照れながらいう天瀬にまたもやドキッとしてしまった
「まあちょっとまってて」
「うん!」
‥‥……………………………………………‥‥………………………………
「さあ行こうか」
「うん、そうだね」
「ねぇ天瀬さん…」
「どうかしたの?」
「めっちゃ見られてるんだけど…」
「そりゃあ天童くんがかっこいいからね!」
何いってんだろうこの人…
「いや、天瀬さんが可愛いからでしょ」
「え///」
「ん?どうかしたの?」
「不意打ちはずるいよぉ…」
「?」本当に何いってんだろうこの人…
はあ、あたま痛くなってきた…
「おはよう、葵」
「おはよ、響、ん?どうした?そんな顔して」
「おまえな、勝手に人の家の住所教えんじゃねーよ」
「ああ、すまんすまん、まあどうだった?」
「朝から人の家に押しかけてきて、勝手に家に入られて、みんなから見られた」
「はは、まあご愁傷様です!」
「おまえ…」
「今度めし奢ってやるから!」
(こいつ…俺が食い物でつられるとでも…」
…………………………………………………………………………………………………………………………
「あーつかれた…」
「響はほとんどねてただろ?」
「寝るのだった楽じゃないんだよ」
「なんだよそれ」
「それにこの後がこわくて…」
「天童くん、いる!?」
「葵、たのむ…」
「あ、天瀬さんここにいるよ!」
「!?」
「天童くん一緒にご飯食べようよ!」
「ごめんけど、ぼくお弁当じゃないから」
「大丈夫だよ!?天童くんのも作ってきたから!」
「葵にも悪いし…」
「氷室くんもういないよ?」
(あいつあとでしばく…)
「じゃあ屋上で食べよ!」
(仕方ないか…)
「うん」
「はい、これ天童くんの!」
「ありがと」
………………………………………………………………………………………
「ごちそうさまでした」
「うん!食べてくれてありがとね!」
控え目に言ってすごく美味しかった、それはもう今まで食べてきたものの中で1位を争うほどに入るほどに
「また作って来てもいい?」
(まあうまかったしいいかな?)
「うん、すごく美味しかったからね」
「え///ほんと?」
「うん、毎日食べたいくらいにね」
「え///それって…」
「ん?どうかしたの天瀬さん、顔が赤いけど」
「えっえ?なななんのこと!?」
(ほんとにこの人は変な人だなぁ)
「はは」
「今その笑顔はきついよお///」
なぜか1段と顔が赤くなっていた
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