惚れたら負けだと俺は知っている!

コッぺパン

第1話

「響くん、す、好きです!付き合ってください!」

こいつは天瀬セラ

こいつの容姿を一般人100人に聞いたら100人中100人が美少女というだろう

いや待て、今はそれどころじゃない、なぜこいつは俺に告白をしているのだろう

(めんどくさ、どうせ嘘告だろ…)

「あの…返事は?」

「ああ、すまんが俺は天瀬さんのことをあまり知らないから」

「え、じゃあ!天童くんが私のことを知ったら付き合ってくれるの!?」

「え、あ、はい」

「言ったね!?言質とったからね!?じゃあ一緒に帰ろうよ!」

「え。いやだ」

「え、なんで!?」

「だって興味な…バイトがあるし」

「興味もってよおおおおお、まあバイトなら仕方ないか」

「じゃ、じゃあNINE交換しようよ!」

「まあそれくらいなら…」

そういうと彼女は嬉しそうにスマホを出してきた

「へへ、ありがと!!今日バイト終わったらNINEしてもいい?」

「へいへい」

適当に返事をしたが嬉しそうにするから不覚にもドキッとしてしまった、危ない危ない

ん?なんで危ないのかって?天瀬が本当に俺に惚れるてるわけないだろ、嘘告ってわかりきっている、それなのに惚れるとかダメだろ分かりきったことだ

「じゃね!バイト頑張ってね!」

「うん」


…………………………‥‥‥…………………………‥‥‥…………

「橘先輩、お疲れ様でした。先ににあがりますね」

「おつかれー」

この人はおれがいつもお世話になっているバイト先の先輩の橘日和さん、とても優しくて可愛い系の大学生。

それだけでなくとても大きい、何がとは言わないが

「あー俺、疲れてるよな?じゃあ今日のは幻覚だったりして。」

誰もいないのに問いかける、もちろん返事はない。

ピロン!

「くそ、やっぱり幻覚じゃなかったんだ」


『やっほー』

『なに?』

『明日の朝一緒に学校行こうよ!』

『え、いやだ』

『やっぱり迷惑だよね、ごめんね』

(えーめんどくさ)

『いいよ、わかった、一緒に行こう』

『ほんと!?ありがとう!』

『へいへい』

しまったと思ったけどめんどくさかったので諦めた

「はーもう寝るか」

今日の出来事が全部夢だったらいいのに

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