異世界キャンプは命がけ

作者 よっち

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★★★ Excellent!!!

突如として異世界に飛ばされたおっさんが、手持ちの道具と工夫と仲間との協力で生き抜いていくお話です。
異世界への転移からしていきなり理不尽続きなわけですが、暗い場面は全くなく、終始明るい様子で物語が進行していきます。
常に前向きで面白おかしく展開するので、気楽に読める作品です。
一話当たり文章量は少なめなので、ちょっとした空き時間でもキリよく読み進められるでしょう。

★★★ Excellent!!!

 キャンプ大好き独身アラフォーおじさん・毛利洋一は、キャンプの途中で愛車のジムニーとともに異世界へ迷い込んでしまう。現地人と言葉も文字も通じず困っていたところを運良く魔法翻訳ができる美少女カリンと遭遇した洋一が、異世界での野趣溢れる生活に馴染んでいく様子が胸躍ります。

 地球に帰れず異世界で生きることを余儀なくされた洋一ですが、ヒロインのカリンの仲立ちで現地の村人と交流を結び、生活基盤を築いていく。

 森に入って狩猟で得た獲物を取引したり、害獣となるモンスターを駆除したり、さらには食パン型やホットサンドメーカーなど、アイデアを出してキャンパー用品を村の特産として量産したり、魔物から取れる魔石を用いて狩猟銃を魔改造したり、現状をあまり悲観せず、異世界でのサバイバル生活を満喫している姿が楽しくて微笑ましいです。

 そしてカリンを始め、親子ほど年齢差のある若い女の子たちに惚れられていく展開も美味しい。しかし優柔不断ではっきりしない態度を続ける洋一に、女性陣は次第に業を煮やして……サバイバルよりも痴情のもつれで身を滅ぼしそうで心配になってくるのだが!?


(「おじさん無双」4選/文=愛咲優詩)