第127話 さー皆さんご一緒に!
『ヨーイチ様ー!船の詳細がわかりましたわー!』
アイさんの魔法屋に着き四次元ポーチに塩を収納して居ると嬉しそうにマリアが駆けてきた。
うわっは!気まずい!一週間後に定期便来るんだよね、知ってる!
『現在一週間毎に定期便が来て居るそうですが4日後に特別便が来るそうですわ』
はい、ウチの御令嬢は予想の遥か上の情報を仕入れて来ていました。
「ありがとう、定期便の話はこっちも聞いていたが特別便は知らなかったよ」
そう言ってマリア頭を撫ぜて褒める。
『なんでもコメ?いつもヨーイチ様が食べさせてくれるお米と同じでしょうか?それの売れ行きが良くて追加便が出されたそうですわ、定期便にない特別便の為帰りは空荷だと聞いていますわ』
おお!それはいい情報だ!
マリアの頭をさらに撫ぜ撫ぜ。
「ありがとう、本当にマリアは頼りになるなぁ」
そう言って顔を上げると何かモジモジしているセリスが目に入った。
『ヨーイチ様、今回の情報の発端はセリスなのですわ。
というマリアの言葉に俺はセリスにちょいちょいと手招きする。
ヒョコヒョコとやってきたセリスの頭も撫ぜて。
「ありがとう、セリスもしっかりマリアのサポートしてくれたんだな」
そう言うと嬉しそうに目を細めて。
『お役に立てて幸いです』
と、微笑んだ。
さて一週間後と思っていたが4日後に船が着くと言うことなので準備を急ごう、俺は残りの塩もマイさんのポーチに収納してもらう、ついでにそこらにあった魔道具も。
『コラコラお主サラッと何をしとる?』
と言うアイさんの問いに。
「ああ、必要そうな魔道具も収納してるんだけど?」
と、悪びれずに言うと。
『お主ちょっと図太くなりすぎではないか?
というかワシの事舐めておるじゃろう?』
と、問い詰められたので。
「いや倫理的にアウトなのでアイさんのを舐めるのはちょっと」
冗談混じりで返すと。
『ほう...反省はしないようじゃな...』
と、真顔で詰め寄られた、やば!調子に乗りすぎた?
「いやいや、ごめんなさい。
代金はちゃんと払うし必要そうな物しか持っていかないから」
と謝罪するとアイさんは。
『おや、残念じゃのう。
身体で払わせようと思っていたのじゃが。
まあいい、頃合いを見てマッサージでもしてもらおうかの...意味はわかるな?』
むぅ...流石に実年齢が80ぐらいだからと言って倫理の壁がなぁ...。
俺が返事を躊躇していると。
『なぁに本当にマッサージで構わんよ、ちょっと手が滑ったぐらいがちょうどいいじゃろう』
いやそれ暗にややこしいとこ触れって言ってるだけだからね?どんだけスケベが大好きなんだよ!?
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