第20話 奇病!蠱毒融合症(解決法発見)
マツリソウ:人間の皆さんこんにちは、ナレーター兼メイドのマツリソウにございます。リバイアス国際医科大学を通じて医学会での発表により難病指定された蠱毒融合症、その理由は神業とも言うべき医療技術を持った医師が居ない事にありました。その時、その手術に名案を持ちかけたのはあのお方でした。
魔界時間13:43 帝王都サタンヘイルダム医療特区 瑠空総合病院
瑠空:スミスさんの容体は?
満:担当の看護師からの報告だと、今は薬のお陰で容体は安定しているそうよ。一時的ではあるけど、時々病の進行が止まる事もあるみたい。
瑠空:取り敢えずは一安心かぁ。
満:一応聞くけど、担当医のアテはあるの?
瑠空:一度に同時のオペが出来るといえば女性の医師に限定されるんだよねぇ。
満:シュミレーションの映像見たけど、あれはどう見たって神業レベルでしょう。よっぽどのチート能力持った医師か息ピッタリな双子の医師か、あるいはそれこそ神様じゃないと無理じゃないの?
瑠空:だよねぇ。
満:あっ!あの
瑠空:エイル国際医科大学のナタリア・エイル学長さんの事?
満:そうそう、名刺貰ったでしょう?
瑠空:そっか!早速連絡してみる♪
暫くして・・・
満:どうだった?
瑠空:次元工学が未発達な天界ではお力にはなれませんだって。
満:まぁ、そりゃそうなるか。
瑠空:あと頼めそうなのは・・・
白緋:あら、お2人共どうされたのですか?
満:それがね・・・
事情を説明する満
白緋:・・・成る程、出来ないのであれば出来る環境を作り出すというのは如何ですか?
満:簡単に言ってくれるけど、具体的にはどうするの?
白緋:時を止めるのです。万物において、神であろうと時の流れに逆らう事は不可能。ならば、時を止めた空間では神ですら抗えない。それはつまり神獣の
瑠空:成る程、時空工学においても秀でている魔界宇宙の科学力なら時の止まった空間でも動ける技術がある!それを応用した手術を行うのですね?
白緋:正解です♪名付けるのならば、
瑠空:タイムフリーズコーティングですね?
白緋:そうです、TFコーティングには時空管理局への使用許可の申請が必要です。
瑠空:そこは私がやります!ですから白緋さんは技術者として力を貸してください。
白緋:良いですよ、貴女には恩がありますから♪
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