第14話 失われし声を取り戻せ!(診断結果)
マツリソウ:人間の皆さんこんばんは、ナレーター兼メイドのマツリソウにございます。裁判所より搬送された白緋様、声を失った彼女に瑠空様は再び取り戻す事が出来るのでしょうか?
搬送翌日 魔界時間21:20 瑠空総合病院 特別病棟
窓の外を眺める白緋
白緋:・・・・
瑠空:お加減は如何ですか?
優しく微笑み静かに頷く白緋そして餅を差し出す瑠空
瑠空:お食事は普通に出来ますのでお裾分けを。とっても美味しいお餅ですよ〜♪あっ!もしかしてお餅嫌いでしたか?
ゆっくりと首を振ると食べ始める白緋
瑠空:良かった〜♪いっそこのまま例のナノマシンも餅に絡まって身体の外に出てくれないかなぁ。
白緋:プッ♪
瑠空:あ、面白かったですか♪リラックス出来たみたいですし、早速診断の結果をお伝えします。
箸を置き頷く白緋
瑠空:地獄界検察局からの調書によると、貴女の体内にあるナノマシンは
頷く白緋
瑠空:裏を返せば貴女の背後にいた
白緋: ⁉︎
瑠空:声は条件云々に関わらず封じられてますけど、コレを使った会話ならナノマシンに登録されているNGワード以外は可能なのではありませんか?
液晶操作パネルでナノマシンの構造のデータをモニターに映し出す白緋
瑠空:・・・ん?このナノマシン、何かに似てる・・・
メモ欄にメッセージを打ち込む白緋
『貴女の察する通り、これは地球のある生物を模して作られたナノマシン。そのため本能もまた行動システムに組み込まれている。つまりはこれの天敵を模して作られたナノマシンで対抗すれば?』
瑠空:白緋さんの体内に巣食ってるナノマシンを安全に駆逐出来る!白緋さんありがとう!早速あの人に掛け合ってみます♪
一礼をして病室を出る瑠空に優しく微笑んで手を振る白緋
『院長室』
瑠空:あ、夜分すみません・・・瑠空総合病院院長の瑠空です・・・あ、私の事を聞いてましたか・・・はい、実はあるナノマシンの開発についてご相談したい事が・・・明後日ですか?はい、大丈夫です・・・ではお待ちしております。
通話を切る瑠空
瑠空:これで白緋さんを助けられる!よ〜し、頑張るぞ〜♪
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