第7話 ランクアップ
そして光が落ち着くいて目を開く。
そこは私が最初にやってきた広場であった。
えっ!すごい!
「ねぇ!ジーク!今のって何!?」
「お?リターンベースって魔法だが、知らんのか?」
「知らないよ!!なにそれ!?」
「登録してある街や自分の家に転移する魔法だ。腕のある冒険者なら大体が使ってるぞ。」
「へー!なるほど。ちなみにどうしたら覚えられるの?」
「リターンベースは時空魔法の初歩の魔法だ。消費MPも200と結構お手軽な魔法だぞ。時空魔法自体はスキル屋に1つ8000万Gぐらいで売ってるな。」
8000万G!?めっちゃ高いじゃん!!
あっ、でも私はチュートリアルの時に覚えてたよね!
よかったぁ、私も使えるってことでしょ?かなり便利じゃん。
「時空魔法なら私も覚えてるよ!!」
「おぉ!そうか!リターンベースは時空魔法Lv1、つまり最初から使えるはずだから、すぐに使えるようになるぞ!」
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【時空魔法】リターンベースを教わりました。
これによりスペルが解放されます。
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ん?魔法覚えた!やった!
そう言えばスキル屋ってなんだろ?
最初の説明の時なかったよね?
「ねぇ、そう言えばスキル屋って何?」
「スキル屋?スキル屋はスキルの書を売ってくれる店だ!大体のものが100万G単位で売ってるから、金を持ってるやつしか買えないがな!がはははは!」
「へぇ、そうなんだ!ちなみにどこにあるか教えて貰えないの?」
「んー、教えてやっても構わんが、なかなか気難しい婆さんだから気を損ねないようにな?気を損ねると、売って貰えなくなるから気をつけろよ。」
「場所は・・・・・・」
そうして場所を教えてもらった。
すると、マップ上にスキル屋と呼ばれる場所が追加された。
その場所は中々入り組んでるみたいで、地図を見ていかないと辿り着くことが出来ない思われる。
「わかった!ありがとう!また今度お金が出来たら顔出してみるねー!」
「おう!」
「今日はありがとう!いい装備も手に入ったし楽しかったよ!またそのうちパーティー組もうね!」
「おう!俺も中々楽しかったぞ!久々にワイワイした気がするわ!がはははは!」
「それじゃあまたな!」
「うん!またね!」
そうして別れると
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ジークがパーティーを解散しました。
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と目の前にシステム画面が出てきた。
さてと…これから1人だけど、どうしようかなぁ…。
今日は結構いろいろやって少し疲れた気がするし、もう辞めようかな?
でももう少しやりたい気もするんだよなぁ…。
「うーん、どうしようかなぁ…」
そうだ!今日はたくさん討伐してるし、冒険者ギルドに報告に行こう!
えーっと、冒険者ギルドはどっちだったかなぁ…
あっ、マップがあるし見てみよう!
冒険者ギルド…冒険者ギルド…
あっ、あった!
それじゃあ冒険者ギルドに行きますかー!
そうしてギルドへ向かうこと数分・・・・・・
「よし!着いた!」
さてさて中に入りますか〜
そうして中に入り辺りを見渡す。
時間も良い感じに暮れてきているからだろう。
酒場がかなり賑やかである。
おぉー!昼に来た時と雰囲気が全然違うね!
これこそ私が思い浮かべていた冒険者ギルドだよ!!
馬鹿みたいに騒いだり、木材でできたジョッキで力強く乾杯してる人もいたり、腕相撲したり、喧嘩したり…
うん!楽しそう!
でも乾杯の仕方はちょっと強すぎない?ガラスだったら割れてるよ!!
ちょっと引き気味に見ているトウカである。
それじゃあ受付に行きますか。
そうして受付までのそのそと向かっていくトウカ。
受付に着いた。そこには昼にもいたエリカがいた。
「エリカさんこんばんは!」
「こんばんは!貴方は確か…昼間に登録に来た…?」
「トウカです!!!」
「あら、ごめんなさい。今日はたくさんの人が登録に来たので、ちょっと記憶が…。」
「それではトウカ様、今回はどのようなご要件ですか?」
「今日は森で狩をしてきたので、その報告です!」
そう言って冒険者カードを差し出す。
「かしこまりました。」
「ではカードをお預かりします。」
そう言ってカードを受け取るエリカ。
そしてバーコードリーダー?のようなめちゃくちゃ現代風の道具に当てて、PCの様なものを操作する。
「はい!それでは常設依頼のモンスターの討伐を確認できました。」
討伐数
スライム58匹
ゴブリン134匹
ウルフ75匹
ホーンラビット15匹
合計282匹
「それではこちらが常設依頼の報酬になります。」
そうして渡されたのは14150Gだった。
多いのかな?少ないのかな?どうだろう…。
そしてそれを受け取ると目の前から消えてシステム画面が現れる。
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14150Gを取得しました。
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どうやらお金についてはメニュ内に保管されるらしい。
「それと、トウカ様。ダイアウルフ等の討伐されたモンスターからのドロップアイテムの買取も致しますが如何なさいますか?」
そうだ、ゴブリンはほとんど何も落とさなかったけど、大体のモンスターがなんか色々落としてたな。
体感的には8割型何か落としてたかな?
ダイアウルフの素材は貴重そうだし、後々何かに使える気がする!
「では買取もお願いします!」
そう言ってダイアウルフ以外のドロップアイテムを全て渡す。
スライムの核45個
ゴブリンの棍棒12個
ウルフの毛皮62個
ウルフの肉59個
ウルフの爪36個
ホーンラビットの毛皮12個
ホーンラビットの肉8個
ホーンラビットの角3個
思っていたより大量にあったね!
それぞれの単価
スライムの核30G
ゴブリンの棍棒5G
ウルフの毛皮20G
ウルフの肉20G
ウルフの爪30G
ホーンラビットの毛皮40G
ホーンラビットの肉20G
ホーンラビットの角30G
「それでは、こちらが買取の合計金額になります。」
渡された金額は5640Gだった。
そしてそれを受け取ると再び目の前から消えてシステム画面が現れる。
____________________
5640Gを取得しました。
____________________
素材って思ってたよりも安いんだね。
確かに、ゴブリンの棍棒とか何に使うんだろって感じだし、今までのゲームだと素材の買取価格って1桁とか普通だったし、そう考えたら高い方かな?
「ありがとうございました!」
「いえいえ、それとトウカ様は先程の常設以来でEランクに上がりましたので手続きも一緒に済ませてます。」
あれ?ランク上がるのには試験あったり人柄見られてたりするんじゃなかったっけ。
「FランクからEランクに上がるのは貢献度だけでいいですので問題は無いです。」
どうやら疑問が顔に出ていたようだ。
すぐに顔に出るの直したいなぁ。
「それではカードをお返しします。」
そうしてカードを受け取る
名前:トウカ
ランク:E
そう変化していた。
よし!今日は沢山やったしログアウトしようかな。
ログアウトってどうしたらいいんだろ。
メニューからログアウトをしようとしてみる。
警告、街中でログアウトした場合、再度ログインした時に人にぶつかる恐れがあります。ログアウトの際は極力、宿屋で行ってください。
また、フィールドでログアウトした場合、アバターはその場に残り続けるため死亡する恐れがあります。
なるほど。じゃあ宿屋に行けばいいんだね。
そうして冒険者ギルドを出る。
宿屋はどこかなぁ
辺りを見渡してみると、ギルドの周りに宿屋は沢山あった。
なぜ気づかなかったんだろう…。
宿屋に入っていく人がいたのでその人に続いて宿屋に入ってみる。
しかし、先に入った人はいなかった。
どうやらここもインスタンスエリアとなっているらしい。
「宿泊ですか?宿泊は1泊につき500Gになります。」
「はいそうです。」
「それでは鍵をどうぞ。この鍵を持っている間は1日おきに勝手に支払いが完了するのでご注意ください。」
「他の宿屋を使われた場合、その鍵は自動で店に戻ってきますのでチェックアウトとかは大丈夫です。」
なんかすごい!さすがゲームの世界だね!
そうして鍵を受け取る。
するとシステム画面が出てきた。
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宿泊代として500Gが支払われました。
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ログインしてなくても勝手に引き落としされるのかな?
そしたら、長いことログインしなかったら、お金が0になってたり…。
まぁいいや、それじゃあ部屋に行ってログアウトしますか!
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名前 トウカ
種族 天翼族☆1
Lv 12
HP 1380/1380 MP800/800
STR 5 VIT 0
INT 0 RES 0
DEX 0 AGI 10
LUC 290
残りSP0
ATK 681 DEF 780
MATK 480 MDEF 480
加護
女神フォルトゥーナの加護
LUCの数値を2倍にする
スキル
固有スキル
【飛行Lv1】
【天撃Lv1】
【神聖魔法Lv1】
パッシブスキル
【幸運強化Lv6】
【投擲術Lv5】
アクティブスキル
【鑑定Lv6】
【召喚術Lv1】
【時空魔法Lv1】
装備
初心者のナイフ☆1 攻撃力+5
ダイアウルフの剣☆2 攻撃力+30 STR+5
ダイアウルフ兜☆2 防御力+10 AGI+2
ダイアウルフ軽鎧☆2 防御力+20 AGI+2
ダイアウルフ篭手☆2 防御力+10 AGI+2
ダイアウルフ腰☆2 防御力+10 AGI+2
ダイアウルフ靴☆2 防御力+10 AGI+2
所持金
19290G
称号
『友愛を築く者』
住人からの好感度が上がりやすくなる。
『一撃必殺』
最初の一撃のダメージが5倍になる。
『下克上』
格上の敵と戦う時、全ステータスに10%の補正が入る。
『生命の力』
HPが最大の時に与えるダメージ量が10%増加する。
『ジャイアントキリング』
レベル差による威力減衰を受けなくなる。
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