小学6年生 コロナの日々

第13話 学校通信 校長先生のごめんなさい

「カクヨム小学校のみなさんへ」

　みなさん、元気で過ごしていますか。

校長先生は今回、みなさんに謝らなければいけない事があります。

　先生は前回の学校通信で「カクヨム小学校から感染者は出さない」と書きました。しかし、これを書いた事でみなさんの中にとても辛い気持ちになってしまった人がいる事を知りました。

　先生はその事を病院でお仕事をしている保護者の方に教えてもらいました。

　今回はその保護者の方からみなさんに向けたメッセージをお伝えします。

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カクヨム小学校のみなさんへ

　新型コロナウィルスは目に見えません。感染防止に努めていても残念ながら感染してしまうことはあります。それでも手洗いや人混みを避ける事は感染する可能性を下げてくれます。頑張って感染防止に努めてください。

　感染したからと言って、その人が感染防止に努めていなかったわけではありません。また、感染した人が悪いわけでもありません。感染した人にはいたわりと思いやりの気持ちを持ってあげてください

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　以上がその保護者の方からカクヨム小学校のみなさんへとあずかったメッセージです。とても的確でありがたいメッセージですね。

　今回の事で先生はここにもう一つみなさんに気がついてほしい事があります。

　病院で働く人々、ゴミ収集の人、郵便や宅配のお仕事の人、スーパーで働く人、そしてお父さんお母さん、家族、みなさんの生活のために頑張って働いてくれている人々に感謝の気持ちを持ちましょう。

　前回の学校通信の言葉で辛い思いをさせてしまった人、本当にごめんなさい。

　カクヨム小学校のみなさん、引き続き手洗いや人混みを避けて、感染防止に努めましょう。先生も頑張ります。

　学校が再開した時には、みなさんの笑顔が見られる事を願っています。

　今日ポストに入っていた学校通信。

お母さんと一緒に読んだ。読み終わって横を見るとお母さんがニヤリと笑っていた。