第14話 私の好きな人へ

どんな事でも 苦しい時は話して欲しい もし好きな人が 違う人格になったとしたら 私はずっと手を握っているよ。だから一緒に戦おう。苦しみも悲しみも 分かち合いたい 好きになってくれなくていいから 私の片思いでいいから だから…ひとりで抱え込まないで。私は食事に毒を盛ったりしないけど…

不安だったら 一緒にご飯作ろうね。

休みには 一緒にバドやバスケしたいな…


という未来予想を描いている菜々子は ただの妄想少女なのか…。

何かに襲われたら ずっと側で同じものと戦うよ。安心して…見捨てたりしないから。

私が消えるとき それはね 嫌われたときだけだけだから。直ぐにイヤになったら言って欲しい。私は構ってちゃんじゃない。

貴方の知らない間に消えるから…全てを委ねて欲しい。きっと菜々子という人間が どういう人間なのか解る日がくるよ。


自惚れじゃない。

もっとね心通えるようになりたいんだ!

自由に生きて欲しいんだ! 好きなことを好きなときにやって欲しい。

時間に追われず…ね。気持ちを束縛してはいけないよ。義務的なことはしなくていい。

好きなことだけして生きていって欲しい。


何があっても不安にならないで!

私が支えるから。なんの不安もないよ。


そう…菜々子は同じ人を観てきた何人も。

みんな頑張った結果 辿った道を 菜々子は

観てきているから この先 どうなるのか知っていた。何かを抑えていることも知っている

感情を…今 誰かを好きになっていられない

きっと そんな気持ちもあるのだろう。


今 苦しんでること未来はどうなっているのか菜々子は見抜いていた。

苦しい事ばかりではないはず それはね…

それは…ね。生計なんて気にしなくていい

ダメになった時は私が頑張るから。

ダメになることを恐れなくていい。[安心]

その言葉を胸に刻んで欲しい。


好きな人が心開ける日を 待っている菜々子がこの先捨てるものとは…

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