第9話 温かい我が家が待っている
前回のあらすじ
帰宅部の目的、それはエロを平等に堪能すること、なのか?
本編
いつもならこんなに疲れることもないはずなのに、今日はいつもよりどっと疲れた。
まあ理由としては全て部長のせいなんだがな。
家に帰宅した僕、黒井渚はただいまと言って、そのまま2階の自分の部屋へ行った。
そして僕は水泳の飛び込みのようにベッドにダイブした。
あー、気持ちいい、ベッド最高!
その余りにもふかふかな触感に見とれて、僕はそのままぐっすりと眠りについてしまった。
宿題をやらずに……。
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ピヨピヨ、ピヨピヨ、
ほのかに雀の声が聞こえる。
部屋から日光が差し込んだ。
僕はその音と光で目を覚ます。
ふっと、時計を見ると時計の時刻はしっかりと、
AM6時03分を差していた。
ええええええええええええ! 嘘だああああああああああぁぁぁ!
僕は思わず悲鳴を上げてしまった。
とにかく僕は早く宿題を終わらすため、椅子に座り、すぐさま宿題を始める。
その時の僕は宿題やる気MAXだ。
しかしここでお母さんが仕掛ける。
「ご飯出来たよー」
僕は仕方なくペンの動きを止めて、下にあるリビングへと降りていった。
いただきます。
生産者にしっかり感謝したあと、僕は急いでご飯を食べた。
今日のご飯は食パン、コーンフレーク、お味噌汁だ。
それから僕は食パンとコンフレークをササッと食べる。
だが、ここでやつが現れた。
そいつの名は味噌汁!
お椀からは湯気が出ていてそれを見る度に僕は熱そうと思ってしまう。
ついでに僕は猫舌だ。
ここで宿題をする時間を大幅にロスしてしまう。
そこで僕はある作戦に出た。
僕は席から立ち上がり、冷蔵庫へと行った。
そして氷を2、3個取り、それをお味噌汁にぶち込んだ。
そして、僕はちょっと冷たい、やや不味い味噌汁を一気飲みし、朝食を済ませた。
ソレからというもの、僕は学校に行く準備にじかんがかかり、残った時間はわずか5分。
その間になんとかやるしか。
「うおおおおおお! やってやる!」
僕は気合を入れて机に向かった。
しかしここでまたやつの声が聞こえる。
「なぎー、愛ちゃん起こして」
お母さんだ。
ちなみになぎーは僕のこと、愛ちゃんという人はずばり僕の妹だ。
僕は仕方なくペンの動きを止め妹を起こしに行く。
「おいー起きろー」
妹の体を揺らす。
「むにゃむにゃ」
しかし一向に起きる気配は無い。
そこで僕は懐中電灯を持ってきて妹の顔に思いっきり照らす。
人は光を感知して起きると聞いたことがあったので、これでおきるかなとやってみた。
いや、いつもは揺らしただけで起きるんだよ。
だけど今日はそれでも起きないからこうやってるだけだから。
たしかに傍から見たら少し特殊な変態にしかみえないだろうけど、決してそういう意味じゃないから。
「それにしてもなかなか起きないなー」
一向に光を当て続けるが妹は一向に起きる気配がない。
ふっと時計を見ると、時刻は6時59分を差していた。
僕はいつも7時に出ているのでこの時刻は、早くでろ! の緊急報告だ。
僕はやべ! と思い、妹の耳に思いっきりおはよう! と言って、力づくで起こして急いで家を出た。
結局僕ができた問題は、問1の(1)だけだ。
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