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痛みで意識が途絶えそうな中、必死に意識を繋ぎ止めて、ようやく僕は辿り着いた。

血みどろの足で、立つこともままならず、川から上がって陸地に倒れ込んだ。

応急処置の薬草などが詰まったバッグは川で切り裂かれ、そこに沈んでいった。

それにこんな大怪我、治る、はずも、ないだろう。

意識がほつれていく。

薄れゆく意識の中、誰かが僕を抱き抱えていたような気がした。

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