第9話
“となりのトトロ”が流行っていた頃。
僕の小学校生活も終わりに近づいて、学校も隔週土曜日は休みなんて時でした。
何故か僕は空手を習い始め、周りより遅く始めた穴埋めに必死でした。
5年生の時の担任は、今でいう体罰、イケイケで
年の最初に殴られた奴が、年の終わりに見事に殴られて、ひと回り。
まぁ、そういう時代だったので、特に、それを不思議に思うことも無く。
6年生の時は、打って変わって女の先生で、これはこれで、機嫌を損ねると
“もう、殴って終わりにしてほしい”
子供ながらに、女性の扱いは難しいと思った次第です。
そんなこんなで、中学生。
さほど小学校から遠くない中学校へと移り、制服に少し成長を感じながら
僕は、父の影響もあり、バレーボール部へ。
まぁ、これが弱い。
漫画やアニメで取り上げるようなレベルのチームではなく、
やる気のない奴の集まりで最下層と言って、なんの問題もない集団なのです。
コート内、穴(ここにボール打てば、ミスして点数入る場所、要は下手な奴が立ってる所)を見つけられては、そこを全員でカバー。
カバーしたら、別の場所が空き、また、全員でカバー。
なんとも忙しい。
それはともかく、この時期の、僕はというと
夢なんてもんは完全に忘れ、とにかく、“授業→部活→塾→寝る”の無限地獄。
行きたい高校が、世にいう進学校で、このバカな頭をアップグレードする事で
必死だったわけです。
で、このバカはテストが近づくと、部屋の模様替えを始めてしまうような奴でして、これ非常に苦戦するわけです。
まぁ、なんで、その高校なのかは、また次回。
あぁ、面白いことを書くのを忘れた…。
自叙伝には、早すぎる 黒い綿棒 @kuroi-menbou
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