おまけ
制作裏話 第一章
≪注意!≫
タイトルからも分かる通り、第一章のネタバレを多分に含みます。そちらを読んでからお願いします。
あまりにも多くの方に読んで頂き、評価をもらえたために『せめて何か、返せるものものはないだろうか?』と必死に考えてあげます。
評判が悪かったら消すかもしれません。
・展開
実を言うと、当初セス君は全員から石と罵倒で追い出される展開でした。テオドール神殿長もカリーナも例外ではありません。全員で迫害してきました。
そしてそこに至るまでの日常描写も、もっと盛々でした。
カリーナとの甘酸っぱい出来事、テオドール神殿長との家でのやり取り……さらに他のモブキャラ達との何気ない日常もたっぷりでした。
神殿守の友達、近所の農家のおじさんおばさん、実はいる狩人とのやりとり、とセス君の平和な生活をじっくりと描くつもりでした。
そしてそこからの迫害と追放、と(そのあとのざまぁは別に考えてはいません)
当然ながら、カリーナが強くなろうとする理由ももっとネガティブなものになっています。
では何故そうならなかったのか?
簡単です。
私こと作者が耐えられませんでした。
そもそも頭でプロット考えている段階でも多大なダメージだったのに、それをライトノベルとしてアウトプットする?
まさに「もうダメだ……こんな暗い話書き続けてたらおかしくなる……」と脳がギブアップしました。
結果としてカリーナはポジティブに歩み出せましたし、お読みいただいている皆様にも応援して頂けるキャラになったと思います。テオドール神殿長の器の大きさにも触れられましたし、良かったと思います。
・キャラ
セスについては製作当初と大きな変わりはありません。少年漫画的主人公のイメージが出来ていました。
ただ容姿については黒髪のままで瞳の色だけ変わるという案もありました。ですが、それではインパクトが弱めなので髪も真っ白となってもらいました。
あとは顔つきは三白眼で、ぱっと見は怖く見えるという案もありました。ですがしっくりこなかったので、性格通りに優し気な風貌にしました
フィルミナについては容姿で最後の最後まで迷っていました。何せ作品の華ともいえる美幼女ヒロインですから。
髪色は黒か銀でしたが、セスの白髪化に合わせて最終的に黒に。金髪は某名作のキャラと被るので最初から没にしました。
瞳の色はほぼ紅で確定。翡翠というか緑も考えましたが、吸血鬼のイメージに合わない上にまたもや有名作品と被るので没です。
カリーナは田舎の素朴で優しい少女をイメージしています。セスともフィルミナとも被らないように、かつ自己主張が激しくないように栗色の髪と瞳となりました。
髪の長さも、田舎で暮らす普通の少女のため肩口で揃えてもらいました。身長や体型はいたって年相応です。
あとは優しい性格のままに、垂れ気味の目元としております。当初はそばかすや三つ編みも考えていましたが、別のキャラへと引き継がれています。
テオドール神殿長は……多くを語るとネタバレになり兼ねないので、ちょっとだけ。
プロット当初より一番躍進したキャラかもしれません。
あまりにも嬉しすぎる多くの評価とご愛読を頂いたため、脳から過去を急遽引っ張って纏めました。
この時は完全に頭の中でプロットを作っていたので……
本当は本編を更新するのが、一番皆様へのお返しになるとは理解していますが、ちょっと無理だったのは恥ずかしい限りです。
こうした一次創作を公開するのはもちろん、裏話を公開するのも初めてです。もしかしたら、こちらの制作秘話は消すかもしれません。
公開する一次創作としては処女作、それでも精魂込めて執筆しています。
これからも『薄明の鬼 ~人と魔物と龍の世界で~」をよろしくお願いします。
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