第3話家

教室に向かうともう半分くらいの人が来ていた。席は1番後ろだったから教室の全体がよくわかる教室の前の方では西尾さんを中心とした女子グループができてた(早くね!?え早すぎ)他にも複数色々グループなるものが....(はやいって....)


通常通りにHRが始まり先生の挨拶もあり順調に進んでいた担任は去年と変わらず数学の大林先生という女性のまあ面白い先生だった


「いきなりだと思うけど後で委員会とかあとは文化祭の実行委員決めなきいけないから考えといて」


ということで委員会を決めなければならない僕らの学校は全員が強制的に委員会又はそれに準ずる組織に入らなければならないなんの委員会入るかなぁ

去年に引き続き図書委員でもやるかな


周りも結構いろいろ友達とかと喋ったりしている


「河田委員会決めた?」

「んー俺は図書かなぁ巧は?」

「悩んでるまあどうせやるなら楽なのがいいよなあ」

「だよなあ」


「河田君ちょっといい?」


えーっと俺は声の主を...あれ西尾さん?


「おっとじゃあまたな河田」


巧が逃げ....俺は声をかけることにした


「西尾さんおはようど、どうしたの?」

「え、えーっと委員会なに入るのか気になってできれば文化祭の実行委員会だったら一緒にできる機会あるから...」

「な、なるほどわ、わかったよ」

「じゃあまたあとで帰り一緒に帰りましょう?」

「は、はい」


西尾さんは席に戻り俺は....男子の視線が痛い....

西尾詩乃は美人のお嬢様で生徒会長当然スタイルもよく男女共に人気が高い故に教室で一緒に話すと....このクラスだめだわ今年も友達はできそうにないです...


その後は始業式があり...まあ順調に委員会等も決まっていき(1部を除き)俺はめでたく実行委員会になった。巧はというと広報委員に決まっていた


帰りのHRも終わり


「河田ー帰るぞー」

「ごめん今日は無理ー」

「なんで?」

「まあいろいろと事情が」

「河田君帰りましょう?」

「あれ西尾さんと?まさかおまえ西尾さんとつk.....」


俺は慌てて首を絞めにかかった


「ギブギブ....わ、わかったから」

「じゃあまたな」


いろいろあったが西尾さんと帰ることになったんだが

周りからの視線が痛い...あと緊張する...


「河田君は家はどの辺何ですか?」

「駅から大体歩いて10分くらいのところです」

「かなり近いんですね」

「進学と同時に引越ししてきたので」

「なるほど1人暮らしですか?」

「そうです」

「実家はどこなんですか?」

「地元はここから駅3駅のところなんですけど両親が九州に引越したので実家は九州です」

「なるほどそうなんですね」

「西尾さんは家はどの辺なんですか?」

「私はここから車で大体20分くらいのところです」

「距離ありますね」

「そうですね」


会話が途切れてしまった何かないかな...


「輝之君...?」

「えっいまなんて...」

「輝之君って呼んだんです」

「なんか名字呼びだとなんか...私のことも名前で読んで...欲しいなと」

「えっと....詩乃さん」


お互い顔が真っ赤になる


「な、慣れないですね」

「そ、そうですね」

「輝之さんはこのあと用事ありますか?」

「いえないですけど」


「良かったです私の家にきてください」


えっとえっとえっとえっとえっと

いえ?いえって家?


「お父様が輝之さんに会いたがってたんですよ」


「は、はい」

「駅に車があるので一緒にいきましょう」


今日の午後は詩乃さんの家に行くらしいですねやばいよ

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