第二十一話 友達だからこそ

 フレッシュアイドルカップの開催決定と参加受付開始の関係で、学園中がその話題で盛り上がっていた。

 それはかのん達も例外ではなく、すでに参加登録を出したかのんとつばめは、あゆみとツバキの二人も一緒にレッスン室でレッスンに励んでいた。


「もちろん、あゆみも出るんでしょう?」

「うん。その予定だけど、ドラマのスケジュールがあるから、その辺りを確認してからかな。お昼には分かると思う」

「私も同じね。合格したオーディションが多いから、それぞれの予定を確認しておかないと」


 そう言ったツバキは、モバスタに視線を落とし、メールのチェックやスケジュール調整の返信などを行っていく。

 その姿に、あゆみも“頑張らないと”と気持ちを切り替えて、ドラマの台本をチェックするのだった。


「カノン。そんなダンスじゃ、何も掴めない」

「はいっ!」

「この曲のイメージをしっかり作り上げて。その上で表現する」

「はい!」


 ビシバシと入る指摘に返事をしつつ、かのんは曲から感じるイメージや、歌詞の意味を頭の中でこねくり回す。

 そして、意味を考えながら、どうやったら伝わるのかを何度も何度も試行錯誤していた。


「カノン、五分休憩」

「はい~……」

「かのん。きちんと水分は取りなさいよ」

「分かってるよ~」


 ダンスレッスンはしていないながらも、同じレッスン室にいるツバキが、床に倒れ込んだかのんにビシッと指摘を入れる。

 そんなツバキにへにょへにょ声で返事をしつつ、這いずるように壁際の“ラクウェリアス”に手を伸ばしたかのんは、ゴクゴク飲んだあと、いつものノリで復活するのだった。


「カノン、入って」

「うん!」

「……つばめが休憩してない気がするわね」

「あはは……つばめさんだから、仕方ない気もするけど」


 レッスン開始から延々と踊り続けるつばめに、さすがのあゆみも苦笑するように笑い、手にしていた台本を閉じる。

 そして、柔軟をしていたツバキの手伝いをしてから、二人で演技の練習を始めた。

 というのも、あゆみの演技相手としては、かのんもつばめも大根であり、ひなはそれなりではあるが、纏っている雰囲気がどこまでいっても“ひな本人”であるため、演技相手としては不十分だった。

 そのため、あゆみの演技練習に付き合うのは、ツバキの役目となっていた。


「じゃ、始めるわね。……私は本気でやるよ。例え友達だとしても」

「ううん、そうじゃない。友達だからこそ、本気で競いたいって思う。そうでしょう?」

「競う、か。勝利か敗北しかないなら、競うよりも争うになると思うんだけどね」

「勝利か敗北には分かれるけれど、きっとそれだけじゃない。それ以外の答えも、心には生まれるはずだから」


 かのんとつばめが鳴らすダンスの音も気にせず、ツバキとあゆみは、迫真の演技を続けていく。

 かつて友だった相手と、大会の決勝戦で戦うことになってしまったシーンであり、クライマックスに向けて大盛り上がりになる箇所のため、あゆみにとっても気の抜けないシーンであった。

 しかしどうにも上手いこと演じ切れていない気がして、あゆみはツバキに何度も練習をお願いしていた。


「うーん……」

「十分だと思うけれど、あゆみ的にはまだ納得がいってないって感じね?」

「うん。でも、なにが足りないのか分からなくて……」

「そうね。そういう場合は、結局のところ気持ちの問題な事が多いわね」


 スパッと言い切ったツバキに、あゆみは「気持ちの問題?」と、オウム返しのように繰り返す。

 そんなあゆみに頷いて、ツバキは「例えば、心の中でなりきれていない部分がある、とかね」と、微笑んで見せるのだった。


☆☆☆


「ふんふふ~ん、おおきくな~れ~」


 かのん達がレッスンに励んでいる頃、ひなはいつもの花壇で、鼻歌交じりに水をあげていた。

 一応、日焼け対策にカーディガンを羽織っていたり、大きめのツバがついた帽子を被っていたりと、アイドルらしい夏対策はバッチリ。

 それでも全く暑くなさそうに見えるのが、とてもひならしかった。


「かのんさん達は、レッスン順調でしょうか~」


 かのん達の誘いをやんわりと断って花壇へと来たひなは、レッスン室のある方向へ顔を向けながら、のんびりと微笑む。

 ひなにとって、フレッシュアイドルカップという催しは、“自身の楽しい日々とは違うもの”と……そう思っていたからだ。


(人と争うことは、好きではないのです~。ひなは、ずっと楽しく歌っていたいだけなのです~)


 両親やおじいちゃんに勧められて、試験に臨み、晴れて入学へと至った綺羅星学園。

 そして、その入学試験ステージを見て、歌番組のオファーが舞い込んできた。

 つまり……ひなは今まで、ひとつもオーディションを受けていないのだ。

 争わないこと、それこそが、皐月ひなが他のアイドル達と最も違う点だった。

 

「でも~、みんながレッスンしてる間、どうしましょうか~。歌番組の収録は週末ですし~」


 花壇への水やりを終えて、ひなはボーッと空を眺め、ひとり呟く。

 空は快晴、雲ひとつない晴れ晴れ天気に、“まるでかのんさんみたいです~”とひなは微笑み、「そうです~。おじいちゃんにお手紙を書きましょう~」と花壇を後にするのだった。


★★★


「やはり、皐月君の参加がないみたいだね」

「リトルバードは争い事が嫌いだから、しかたねェとは思いますぜェ?」


 学園長室で、対面するようにソファーへと座った学園長とマイク先生が、溜息を吐きつつ、そう言葉を交わす。

 学園長が見ているのは、モバスタを大きくしたようなタブレットで、画面にはフレッシュアイドルカップの参加登録アイドル達の一覧がリアルタイムに表示されていた。

 そして今もまた、新しく登録したアイドルの名前がひとつ表示されたのだった。


「おっ、カミシロが参加だぜェ! フゥ!」

「登録者の中では、久世君と神城君の二人が優勝の有力候補、といったところだね。もちろん、ほかのアイドル達も日々輝きを増しているから、皆優勝できる可能性はあるだろう」

「仮に優勝できなくても、このイベントで各々の目標や足りないところに気付いてくれれば、最高だぜェ!」


 「ああ、まさにその通りだね」と、学園長はテーブルに置かれていた紅茶を口に運ぶ。

 そして、“そう言った意味では、皐月君に足りないところは、競争心というところなのかもしれないね”と、微笑んだ。


☆☆☆


 登録開始から数日が経った今日、あゆみはかのんと一緒にレッスンをしていた。

 ツバキとつばめに仕事がある関係で、珍しく二人だけであり、最近はストッパーになってくれていたツバキやつばめがいないこともあって、休憩時間に始めた話が止まらず、かれこれ三十分は話し続けていた。


「でも、あゆみちゃんも参加できることになって、良かったね!」

「うん! みんなと競い合うのはやっぱり苦手だけど、その分いろんな経験ができるから」

「うんうん! いろんな人のステージを見ると、やっぱりすごいなぁって思うもんね!」


 「だから私も!」と気合いを入れて、ぐわっと立ち上がるかのんに、あゆみは「頑張ろうね」と笑いかける。

 しかしあゆみは立ち上がらず「でも、」とモバスタへ視線を落とした。


「ひなちゃんって、やっぱり参加しないのかな?」

「そういえば、最近レッスン室にも来てないよね。うーん……スケジュールが合わないとかなのかな」

「ひなちゃんって、結構お仕事してるみたいだし、歌番組の収録とかあるのかもね」

「んー……よし! 訊いてみよう!」


 言うが早いか、かのんはモバスタを操作して、ひなへと電話をかけ始める。

 そんなかのんに苦笑しつつも、あゆみは“もしかして……”と、ひなの思いになんとなくの想像がつくのだった。


「あっ、もしもーし! ひなちゃん?」

『はい~、かのんさん、お電話ありがとうございます~。どうかしましたか~?』

「あのね、ひなちゃんは、フレッシュアイドルカップに参加しないのかなーって、あゆみちゃんと話してて。どうなのかなーって」

『あ~、それはですね~……』


 電話越しに聞こえたひなの声が、珍しく困ってるような声に聞こえて、かのんは“あれ?”と首を傾げる。

 そんなかのんの姿を見て、あゆみは“やっぱり”と、腑に落ちた顔で頷いた。


『その~……ひなはあまり勝負事が好きじゃないのです~。だから、今回はみんなのステージを楽しみにしてるのです~』

「ええー!? ひなちゃん参加しないのー!?」

『はい~』


 普段通りののんびりとした声で返事をしたひなは、続けて『では~、お水をあげてる途中でしたので~』と、電話を終わらせる。

 音のしなくなったモバスタを片手に、「ひなちゃん、出ないって……」とわなわな震えるかのんに、あゆみは苦笑しつつ、「かのんちゃん。とりあえず落ち着こう?」と声をかけるのだった。


「なるほど。それは問題ね。強力なライバルが一人減るのはいいことだけど、私としては、ひなに負けたままではいたくないわね」

「あはは、ツバキさんらしい。うん、わたしも、ひなちゃんと同じステージに立ってみたいかな」

「私は踊れればそれでいい。でも、ヒナは自分の世界を持っている。私はそんなヒナのステージも見てみたい」


 仕事が終わって合流したツバキやつばめも、ひなの不参加を知ると、そう言って不参加を残念がる。

 そんなみんなの言葉に、かのんは感動したように「みんな……!」と震え、我慢できなくなったようにレッスン室を飛び出した。


☆☆☆


「……ひなのしたいようにすれば良い。でも、わしはひなのステージを楽しみにしているよ」


 寮の部屋でおじいちゃんから届いた手紙を読んでいたひなは、「楽しみ、ですか~」と困ったような顔で笑い、机へと突っ伏す。

 その顔はうぬぬ……とかのんが悩むときに見せる顔によく似た表情をしており、ひなにしては珍しく本当に困っているというのがありありと見てとれた。

 そんなときである。


「ひなちゃーん!」


 バァンと音を立てて、かのんがひなの部屋に飛び込んできたのは。

 あまりにも豪快な登場に、ひなはビクッと体を揺らし、「ひゃっ!?」と悲鳴を上げるのだった。


「か、かのんさん? びっくりしました~」

「あっ、ごめんね? 走りながらひなちゃんのことを考えてたら、我慢ができなくなっちゃって。それでね、ひなちゃん! フレッシュアイドルカップ、出ようよ!」

「それは~……」


 言いよどむひなの表情は先程までしていた悩み顔で、初めてみたその顔に、かのんは少し驚きつつ、電話での声がおかしかったことを思い出した。

 しかし、電話したときよりも悩んでいるように見えるひなに、かのんは“およ?”と首を傾げ、机の上に置かれていた手紙に気づく。

 そんなかのんの視線に気づき、ひなはそっと手紙を手にとって「これはおじいちゃんからのお手紙なのです~」と、笑った。


「いつも手紙でやりとりしてるの? メールとか、電話とかじゃないんだ」

「はい~。おじいちゃんはあまり機械が得意じゃないのです~」

「そうなんだ。でも、手紙ってもらうと嬉しいよね! 書いてある字のひとつひとつから、私のことを考えて書いてくれたんだなぁって、感じられるし。だからこそ心に残るっていうか」


 自身がもらったファンレターのことを思い出しながら、かのんはひなに……というよりも、ただ嬉しかったという気持ちを言葉に代えていく。

 そんなかのんの姿を見て、ひなもまた、おじいちゃんからの手紙をそっと胸に抱きしめて、微笑んだ。


「だから、ひなちゃんがおじいちゃんにお手紙を出してるっていうの、おじいちゃんもすごく喜んでくれてると思うんだ! って、私が言うことじゃないと思うんだけど」

「いえ~、かのんさんの言いたいこと、すごくよく分かります~。ひなも、おじいちゃんからのお手紙、いつも楽しみにしてますので~」

「そう? だったら、よかった! っと、えーっと……なんの話をしてたんだっけ?」

「えっとですね~……」


 二人で首を傾げて、“なんだったっけ?”と頭の中で記憶のパズルを組み立てていく。

 そして、ほぼ同じタイミングで「フレッシュアイドルカップ!」と、口にするのだった。


「そう、その参加について聞きに来たんだった! ひなちゃんも、出ようよ~。楽しいよ~?」

「今は少し悩んでます~。おじいちゃんも楽しみにしてるって手紙に書いてくれてたので~。でも、やっぱり争い事は嫌いなのです~」

「うーん……争い事って言っちゃえばそうなんだけど、私としては力試しとか、お祭りみたいな感じもあると思うんだよね」

「お祭り、ですか~?」


 かのんの言葉に、ひなはそう言って首を傾げた。

 そんなひなに、かのんは「うん、お祭り」と笑って、部屋に備え付けられている窓を開け放つ。

 勢いよく飛び込んできた風がかのんの髪を揺らし、夏らしい太陽の匂いが部屋の中へと入り込んできた。


「だって、みんなと同じイベントのステージに立てるんだもん! 同じタイミングでステージは出来ないけど、お客さんを一緒に楽しませられる!」

「同じイベントのステージ……」

「それに楽しむのは、お客さんだけじゃない。私達も楽しみなの! お互いのステージが見れるのが、とっても楽しみ!」


 あゆみは“同じステージに立ってみたい”って想いが、つばめは“ひなの世界を見てみたい”という希望が、そしてツバキは“今度こそ負けない”という闘志があった。

 それぞれがそれぞれに違う想いだけれど、その根底にある想いは同じだった。

 つまり、ひなのステージを楽しみにしているという想いが。


「ひなちゃんが争い事が嫌いっていうのは、なんとなくわかるよ。スポーツをしてても、順位付けを嫌う人はいたから。けど、それはあくまでも結果を見たときの話だと思うんだ」

「ほえ?」

「えっとね、例えば、野球してても勝ったり負けたり……勝負だから結果はあるよ。けど、みんな勝ちたくて野球をしてるわけじゃないんだよね。もちろん、負けるよりは勝った方が嬉しいって気持ちはあると思うけど、それが野球をする理由じゃないと思うんだ」


 かのんはそう言って、少しだけ昔を懐かしむように目を細める。

 ひなもまた、かのんの言葉に何か感じるものがあったのか、手に持っていたおじいちゃんの手紙へと視線を落とした。


「きっと野球が好きだから。みんなと練習したり、ホームランを打ったり、飛んできた球をキャッチしたり……そういったことが楽しくて好きだから、野球をしてると思うんだ。それはきっと私達アイドルも同じはず。ツバキみたいにモデル業に闘志を燃やしたり、あゆみちゃんみたいに女優を目指してレッスンしたり、つばめちゃんみたいにとにかくダンスが好きだったり……みんなそれぞれ違うけど、ひなちゃんもそうなんだよね?」

「ひなは……歌が、歌を歌うことが大好きなのです」

「うん! だから、私はひなちゃんの歌を聴きたい! ステージの上で、楽しそうに歌うひなちゃんがみたいって思うんだ!」


 「きっとお客さんも、ひなちゃんの歌を楽しみにしてるよ!」と、満面の笑みを見せるかのんに、ひなは心の中が温かくなった様な気がした。

 そして同時に、自身の夢について、“あること”を気付くのだった。


「かのんさん、ありがとうございます~」

「ほえ?」

「ひなも出てみようと思います~。勝ち負けはやっぱり嫌ですけど~、ひなもかのんさん達と楽しい時間を過ごしてみたいですから~」


 そう言って笑うひなに、かのんは呆けていた顔を笑みに変えて、「ひなちゃーん!」とひなに飛びつく。

 ぐわっと来たかのんの勢いに驚きつつも、ひなは倒れることなく、なんとか踏みとどまるのだった。


☆☆☆


 ひながフレッシュアイドルカップへの参加登録をしてから数日たった今日は、歌番組の収録日だった。

 といっても、収録は順調に進み、今はひなのステージ収録まで進んでいた。


(今までは、歌っているのが楽しいだけでした~)


 ひなが手にしているモバスタの画面には、ブランド“4leaf Clover”の“リトルサンライトコーデ”が表示されていた。

 それは以前、ひながかのん達をおじいちゃんの牧場へと招待した時に披露したドレスであり、白を基調とした、ふんわり柔らかなドレスで、ひなのお気に入りドレスだった。


(でもひなの夢には、かのんさん達やおじいちゃん。それに、ファンの方々がいて欲しいのです~)


 “ひなのステージを見たい”というかのんの言葉を思い出し、ひなは嬉しそうに微笑む。

 “そんな想いを、今日は歌に乗せて歌いたい”と、ひなにしては珍しく心に決めて、モバスタをセットした。


「ひなの願いは歌にして、みんなの心に届けたい」


 心からの笑顔を浮かべ、ひなは光り輝くゲートへと飛び込んだ。

 勝ち負けじゃなく、ただ純粋に楽しむために。


☆★☆歌番組収録ステージ -皐月ひな- ☆★☆


 円形に切り取られたステージの上へ、ひなは現れる。

 そこはまるで、少女の部屋のような可愛らしいセットで、まさにひなの歌“箱庭の夢”にぴったりのステージだった。

 そんなステージにひなは楽しそうに微笑んで、流れ始めたメロディーにのせ、身体を揺らすのだった。


 ――


   ねぇ、夢をみていたの

   ずっと、楽しく笑いあう夢を

   私は願うの

   ずっと、ずっとこのままで


   ああ、目が覚めるとすぐに気付く

   あのころの夢と

   思い出の中の情景と

   愛しくて大事な日々


   戻ることは できないから

   心に決める 寂しいけど

   いつまでも ずっと見ていてね

   あの日の 思い出


   ねぇ、夢をみていたの

   ずっと 楽しく笑いあう夢を

   いつだって 願ってる

   あなたと共に、あゆむ未来を


   ねぇ、夢を見ていたの

   ずっと 私の未来だって

   いつの日か、辿りつく


   あこがれの景色に

   ずっと、一緒に


 ――


☆★☆次回のスタプリ!☆★☆


 自らの夢を明確に見つけ、フレッシュアイドルカップへの参加を決定したひな。

 いつもの五人に戻ったかのん達は、レッスンに励み……ついにイベント当日がやってきた!

 一年生アイドルの本気がぶつかり合う、フレッシュアイドルカップ、開幕!

 

 第二十二話 ―― 開幕!フレッシュアイドルカップ! ――

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る