これは……何と表現するか迷いますね。
『面白くない』訳でも『つまらない』訳でもない。
ただ、やはり何というか……〝楽しむポイント〟が見つからない。
人間ドラマ・バイク・旅。
この三つで構成されている作品だと思いますが、どれも中途半端で〝文字を読んでいるだけ〟って感じがしました。
主人公と彼女の関係が歪なのは、物語として魅力だと思います。
しかし『空が見たい』→『ツーリング開始』までの過程で、主人公の心情がわかりにくい。彼女との関係を進めたいのだろうと予想しながら読みましたが、書いてある感じだと〝妙なこと言いだした彼女〟の〝ご機嫌取り〟にしか見えなかった。
最初の時点でご機嫌取りに見えてしまったので、ここまで読みましたが、終始ご機嫌取りに徹しているようにしか見えない。
なんですかね『ツーリングして一緒の宿に泊まるんだし、そろそろヤレるかも』みたいな、薄っぺらい主人公に見えてきた。(そういうドロッとした下衆な人間臭さも、リアルで魅力的ではありますが、おそらくコンセプトとしては違うと察します)
人間ドラマ・バイク・旅。
この三要素の配分を3・3・3にするのか、8・1・1にするのか。
もちろん3・3・3が悪い訳ではありませんが、もっと尖った〝面白い〟を追求してもいいんじゃないか――そんな風に感じる作品でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
あと一話でオチだったのですが残念です。十話を読ませる実力が無かった時点で私の実力不足です。今作品に置いては主人公の心情をなるべく書かないで、淡々と事実と心情変化を追う形になっております。その理由としては……。
素直な感想を頂けて大変ありがとうございました。心よりの御礼申し上げます。
手際いいし、美味しそうだしで、ケイくんのキャンプ慣れはさすがですね。
音羽ちゃん、抱えてる想いを旅の中で吐き出せるでしょうか……
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そうですね、ケイは比較的ソロツーリングの経験も多い設定になっております。音羽は無口なキャラ設定なのでどうでしょうか……。