風
驢馬
風
例えば
朝靄を峠へと運び
鐘の音と共に一日の終わりを告げる
ある時は
東へ出向き、椿の花を刈り
西へ出向き、働き者の汗を拭う
なぜ止めないのかと訊かれたら
月の満ち欠け、大地の温もり
神聖な営みが、私を生かす
願わくば
穏やかな無関心とささやかな安息を
しかし、それは詮無いこと
風 驢馬 @adagawa
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