第74話今後の教育方針


ミコット先生とシロのガチンコ勝負が終わって少しの間休憩になった。

休憩といってもそれぞれの方向性を決めるための個別目標の設定みたいな物であった。


まず、共通してやることは、瞑想(自分はそう呼んでるが・・)をして純粋な魔力量の向上を図ることと、各々の属性魔法スキルのレベル上げスキルの補助とは関係なしに魔法の知識をつけること、自然現象を理解する事(現代で言う理科を習っているとでも考えれば理解しやすいだろう)


ただ、自分は自分で魔法という、事象が絡んでくると起こる現象には全くといっていいほど理解出来ていないので、そこに関しては注意したいと感じている。


それぞれの個別の目標としては、自分が知識を身につけること、これには魔法、エンチャント、スキル、この世界のルール、常識などを全てひっくるめてで、スキルのレベルがリセットされる為、知識を蓄えることを優先した結果目標は幅広い知識をつけることになった。


ニーアの目標は、魔法と自分の体をどう絡めていくかが重要であり、風魔法とニーアの運動神経の良さなどを考慮して、どこまでが出来る動きで、どこから出来ない動きなのか、動きに対しての限界を探りその限界を少しずつ超えていくことが今後の目標になった。そもそも理解してるのか分からないのだが一人でよく駆け回っているので問題はないと思う。


シロはだいぶ特殊で、スキルの光魔法と闇魔法の表示はあるのだが、通常は白の明るい文字で表示されているのだが、何故か黒文字で表示されていた。

その為シロはこの魔法が何であるのか、何が出来るのか、どこまで制御できるのか、などまずは知ること、次に知った上でコントロール出来る様にする。

これが、シロのとりあえずの目標であった。


自分は知識、ニーアはスキルと身体能力の向上二つを合わせること、シロは自分の魔法を知ることコントロールする事。

と。まとめるとこんな感じである。


早速、みんな自由に試してみることになり。それぞれ、距離をとって色々と試し始めた。



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