第59話 ということで帰り道


ミコット先生に言うだけ言って帰った帰り道少し道を外れて大通りとは一つ違う道を歩いていると4、5人の子供たちが自分よりも一つか二つ大きいだろうかと思いながら、その横を取り過ぎようとしたのだが、


なんというか、よくあるやつだなとか考えながら、どうするか、悩んだりもするのだけど、実際年上だし、みたいなのはあるのだが、いろいろ考えて立ち止まったのが良くなかったのだろう、結果から言えば結局絡まれた・・。


ちっこいのが「何みてんだ!!あっち行け!」

ぽっちゃりが「なんだぁこいつ〜」

背の高いのが「見せもんじゃねーから帰れ!!」

メガネのやつが「こいつどっかやって魔物退治するぞww」


という感じでした、同時に喋ってきたので少し、まあ、ムカっとしたりはしました。

あと、囲んでた、奴とは別に、他に囲まれていた、一人の子がいました。その子は白い肌がとても澄んだ色をしている部分と、焦げ茶よりも強めのどちらかといえば黒に近いような色をしていた。

体の右側は黒に近い焦げ茶色に体の左側は白色に、目は右が白で、左は黒のいわゆるオッドアイだった。


どうやら、この特徴からハイエルフとダークエルフのハーフなのだろうが、

ふむ、なるほど、確かにこのくらいの歳の子では、受け入れられずにいじめられる対象になるのも、分からなくはないが、理解も擁護もする気は一切ないので。


まあ怒られるだろうが、仕方ないだろう・・


「いえ、なんというかお子様だな〜この猿はなんて思ってただけですみていたというかあんた達が既に見世物のひとつじゃないですか?」

と口にしていて・・・。


なんだ!?悪口というか憎まれ口はなんかすごいスラスラ言えたのだがなんだ!?と内心驚いているのだが、まあ挑発してしまったので、すぐ頭を切り替える。


「我の言葉に集え、見憎きものを、目に見えぬ汚れを消すための恵みを、ウォーターボール」


ということで、バスケットボール大の水の塊を思いっきりメガネのやつにぶつけた。多分あいつがリーダー格だろうとは思っていたのだが、食らってそのまま気絶したらしく他の奴らが「くそ、覚えてやがれと言ってワタワタしながら帰っていった」


俺はあっけに取られている彼女に。声をかける。

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