第58話そもそも品種改良ってなんだよ?
兎にも角にも、そこからであろう、
ということで簡単に説明して行こうと思う。
例えばだが、お米を育てているときを例に出す。
(極端にわかりやすいものにするのでイメージとして捉えて欲しいのだが・・・)
今までその地域でのお米は白色が可食部となっていたが、ある日突然黒色の可食部に変わった品種が発見された、これが病気なのか何なのか分からない為調理して味を確かめることになったのだが、これが白い実よりも二倍ほど味が濃くなっており非常に美味であった。
それからは白の実を来年のタネに回さずに、黒い実を食べずに少しずつ増やしていった。その地域では白よりも黒の方が多くなってきたために、村の人たちは黒い米を食べる様になった。
という感じだったとして、何をしているかというと、突然できた変異の個体を変異として終わらせずそのまま人間の保護下の元で少しずつ育てていき、偶然起きた変異の種を一定数まで増やすことをおこなっているということだ。まあ、細かなことをいえばもっと色々あるのだろうが、
イメージだけ掴んでもらえれば良いのでこんな感じと思って頂きたい。
なので、果物でも野菜でもなんでもそうなのだが、例えば、熱に弱いとか風に弱いとかのいわゆる自然に生きる際に短所になりうる部分を人間がカバーすることによって。育てるのは難しいけど、甘いとか、美味しいとか果汁が多いなどの長所を生かしていくのだが、それを単純に行うと時間がかかるので、この育てる部分に対して錬金術を施すことで、高速で品種改良のための突然変異を集めていくのが良いのでは無いかと思い始めた。
ミコット先生にこのことをなんとか伝えると。
「君はすごいね!確かにそれなら錬金術の融通の悪さもなんとかなりそうだ!!たださ・・?君はそれをどこで知ったの?・・まあいっかとりあえずはこの好奇心を止めるわけには行かないね!!」
という感じで、一瞬ドキッとする様なことを言われたので今度からは、あの某高校生探偵みたいなヒントを出す感じでやって行こうと思う
(まあ、それは言い過ぎだが、発言はもう少しチグハグにしようと思う)
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