第45話スキルの忘却の様子が・・・1


日にちが過ぎるとスキルを一つ忘れる忘却スキル、レベルも関係なしにスキルを消してしまうので、今までの努力が水の泡になる。

この曰く付きのスキルにレベルが存在したのを多分、この世界で初めて確認したと思うのだが、逆に今度は、このスキルに一つビックリさせられる事になる。


正確に言うとするのならば、そもそも。俺自身が、この世界のルールを知らなかっただけなのだが、忘却スキルのおかげで、ルールを実感できなかったので、やはりスキルの忘却が悪いと俺は思いたい。


結果から言ってしまうと、スキルは、4と7と10で特性が追加されるか、進化する様であった。


今朝、起きてスキルを確認していたらスキルの忘却が4になっていた。

4レベになると特性が追加されるのだが、そのスキル特性が、スキルの取得やレベルがあがる進捗状態がわかる様になるのだ。

拳はスキルを取得するときにはスキルの忘却が無い状態だと8000回拳を振るのが条件になっているのだが、今の状態だと、320回を引いた。

7680回になっている。スキルの進捗状況を表す数字とバーが表示されていて、達成してある方の色は青でたりてない部分は黒色になっていた。


魔法関連のスキルは消費したマナの総量が取得条件らしくそれ以降に関しては、魔法が成功したときの回数に変化していた。


スキルの取得時とスキルのレベル上げで条件が異なることが、わかったのは非常に興味深かった。


とこのように、進捗状況がわかる様になったので、一番気になるスキルの忘却レベルがどんな条件であるかだが、忘却したスキルのレベルの合計数がレベルアップの条件であった。

このスキルのレベルアップ方法・・自分の授かったスキルであれば、言語能力を失わないで済むので、なんとかなるが、他のスキルであったら、何も出来ずに死んでいたかも知れないと思うと、何にも言えなくなる。


今までは、兎に角スキルのレベルを上げるスピードと効率を優先していたが、これからは取得数ギリギリで加減することで、スキルの忘却で忘れるスキルの幅を結果的に減らせるので、とてもありがたかった。計画的に、止めること、計画的に取得することで、忘却の抽選から外していくことを意図的にしていけるのは今の状態では嬉しかった。

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