第40話分かってはいた覚えては忘れる日々
あれから1ヶ月ほど経っただろうか?魔法のスキル習得は大体三日ほどでレベルが上がる様な感じであった。
火水土風光を主に回していてうまくいくと忘れないでそのまま2までは上げる事が出来た。
ただそれ以降は運の要素が確率的に大分不可能な感じになるので、どうしても上げる事は出来なかった。
後スキルには頼れないので瞑想をしっかりとやる様になったのだが、最近周りの空気みたいな物は授業ではマソやマナと言う様であるとのことで、この流れを掴むのが大分早くなった気がする・・?
基本的には、人や動物木などがあればそちらに少し渦を巻く様であった。
現代で例えるなら磁石実験の電気の流れが近いだろうか?
あんな感じで、その対象の方に吸い込まれるものと出されるものが大体一定のペースで動いているのだ、因みに人や動物などがたくさん集まると渦の中心はその中で最もマナを多く持っているものに流れやすくなる。
ただ、これは何もしていない時の自然体の話であり、魔法の行使などで意識的にマナを操ったりする際にはまた違う流れになる様であった。
AとBの人が何もしなければ元々のマナが多い方に流れる様になる。
Aが魔法を行使するために意識的にマナを操ればAにより渦の中心が近づく。
AもBも魔力を行使すればAとBの周りで渦ができるただし力の差により渦の大きさが変化するまたマナの循環速度にも影響が出る。もちろん多い方が早く大きな渦になる。
まあ、だから何だと言われるとそうであるのだが。この世界ではあまり疑問を抱いてこなかったのか、何故か何でなるのかミコット先生も知らなかった様であった。この辺のことは、自分が研究して解明できればこれだけで本が一つ作れそうなので細々と研究していこうかなと思った。
やはりと言うか、この世界のスキルは一種のマインドロックなのか関係ないスキルを取ることを意識的に避けているではないか?と言うのが最近確信になっている。
その大きな要因としては・・・。
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