第32話 ほぇ〜小さい!??


掲げられていた看板以外に特に何かあるわけもなく・・

いやあった、大きな木の根元にはドアが付けられていた為どうやらそこが入口なのだろうが、余りにも小さいような気がする。


近くまで、行くと木を切り抜いてドアにしている事が分かった、遠目からでも薄々気付いてはいたがやはり小さかった。

多分、今の俺の二人分位の大きさくらいしか無いのではないだろうか・・?


となると、先生の種族は多分・・


そんなこんなで、自分は下されて、ダリアママがドアを叩くすると出て来たのは・・身長80cm位のドワーフの小供が出てきた・・ドアを潜りダリアがこう言い放つ。

「先生では今日からよろしくお願いします」と、

まあ、うんそうだよね。

だって自分の身長の半分くらいの帽子をかぶって自分の身長を越すめちゃくちゃ豪華な杖を持っていたからね・・そうだよね〜多分側からみてもいい物なんだろな〜と感じるのだが、余りにも身長との差があり過ぎてミスマッチ感が否めないのは仕方のない事なのだろう。


先生の顔をというか体を覆うくらいの大きなとんがり帽子は綺麗な黒色に金色の糸が付けられていた。大きな帽子が視線を遮っているが、頷いた事は分かった。


「うむ」と声が聞こえた後には帽子がグワングワン動くのだから、多分誰がどう見ても頷いているんだなと言う感想と、帽子もっと小さくすれば良いのにと思う事だろう。


ニーアは何故かそれを見て目を輝かせているし、心なしか尻尾も左右に動いていた。「おぉ〜すごい!!」と言っているのでまあ、好印象な事は非常に良いと思う。


かくゆう俺も気付いたら帽子を掴んでいた・・・・・・?????。


気付いた俺は咄嗟に力を入れるのをやめて「ごめんなさい」

と慌てて言った、一瞬自分になにが起こっていたのかわからなかった。


先生は「大丈夫だよ!!」と、胸を張って誇らしげにしていた。

その後にやっぱり魔術師の格好はカッコいいよな〜とむしろ上機嫌なようであった。


先生とダリアママ少し話を始めていたので、

部屋の中を見渡してみる。


右から左にかけて右側に本棚、一番奥に発行しているテーブル、左側に台所その間に植木鉢が置いてある・中央にはテーブルと椅子が四つあった。

本棚は2つ全てに本がビッシリ入っている。

変な光を放つテーブル緑、紫、赤、青が確認できた、そこにはフラスコと試験管みたいなものが数本、ヤケに純度が悪いのか透明ではなかった。


台所の上の部分に食器があるのが確認できた。

一通り見終わりそういえば、まだ先生の名前も聞いてないんだよな〜とぼんやりと考えていたのだけれど、話しが終わったのか、


「それではお願いします」とダリアママの声と共に椅子から立ち上がり頭を下げていた、「ええ・・任せてください」と先生が胸を張って応えるが・・やはり表情は帽子に隠れてほとんど見えない。


「ミコットがこの二人を最強の魔法使いにして見せますよ!!」

と意気込むししてその表情はやはりほとんど見えなかった。











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