第25話 2度目の誕生日1


俺は、2度目の誕生日となる。朝を迎えた。

ニーアとはいつも一緒にいる位に仲良くなった。

(まあそもそも移動がほぼ出来ないので、家の中で過ごすだけなのだけれど)


毎日一緒に過ごしたおかげで、今では兄妹みたいな感じにまでなっている。

ニーアも赤ちゃん言葉でなら、話ができるようになってきたので。昔よりはコミュニケーションも取れている。


一歳と半年を過ぎた頃に完全に乳離れが出来たので。非常に精神的に楽になった。

(大体一歳と4ヶ月とかで離れる事が多いのだが、乳を飲まないようにするとダリアママとミーアがドタバタしだして手がつけれなくなる為、乳離れが少し長くなった。)


食事も、家族と同じ物を薄味&ほぐされてる状態で食べれるので凄く嬉しかった。

食生活が変わってか食べる量は三倍ほどになり、これからの俺の成長に期待である、どうせなら戦闘に有利なリーチが欲しいので、身長があると便利かなと思いつつ、中途半端に延びるくらいなら小さいままで、動き回るスタイルでも良いかなと思っていたりはする。


スキルは相変わらず覚えて忘れての連続である為、スキルの忘却と共通言語、スキル図鑑しかないが。スキルの忘却はレベル3になり、共通言語はレベル4、スキル図鑑もレベル4となった。


スキルの忘却はレベルが3になり、修得の緩和の回数は拳取得時換算で7800回になった。どうやら100回ずつの修得回数免除のようだ。他のスキルでも似たような感じで少しだけ。回数やそれに伴って修得時間が短縮しているのだろう。


共通言語はレベルが4になり、小学生くらいの話であれば、できるようになった。今までは、思っていることと。口に出せる言葉が異なり過ぎていたが、これくらいであれば、短く簡単な言葉を使うようにすることで、意思疎通がしっかりとできるようになった。

地味に嬉しかったのが、読みや書きに対しても、ボーナスがついたので、結構わかりやすく読んだり、話したりすることが、出来るようになったので、純粋にありがたかった。


スキル図鑑は便利になり後どれぐらいで修得できるか、もしくはレベルが上がるかが明確にバーと回数でわかるようになった。スキルによっては、時間や回数など多少異なるが、初級であれば、指標が付くようになった。

それとは、別で中級のスキルの名前が全て解放され、スキルの特徴だけは、分かる様になった。


少しずつだけれど、忘却スキルの良いところも見えてきた。何とか、外に行けるようになるまでに、レベルをあげて忘却スキルがましになればなと思いながら。

横で寝息を立てている、ニーアを起した。

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