第19話忘却スキルのおかげで分かった事
どうも、ベットの中からこんにちは、榊原神治(サカキバラシンジ)です。
忘却スキルのお陰で分かった事があるので、その報告をしていこうと思います。
まず、この世界のスキルというものが何なのかと言うことですね。
ズバリ、資格みたいな物ですかね?
言っててよく分かりませんし、上級スキルである、共通言語やスキル図鑑なんかは例外ではありますが。
まだ、片言ではありますが、どの種族ともコミュニケーションが取れる共通言語とスキル初級の物なら見放題、取り方のヒントも付いてくる優れものなスキル図鑑は資格なんて物じゃないくらいにおかしいですもんね。
例外はさておき、この世界だと、何故かスキルの取っていないものの行動を起こす時に一瞬だけ、引っ掛かるような違和感を覚える事に最近何となく実感として感じるようになったのです。
毎日ベットバンしている俺でなきゃ見逃しちゃうねって感じだ。
例えるなら、ネットゲームで言うゴムバンド状態が近いかもしれない。ただ現象としてと言うよりかは、意識の問題で振り上げた手を振り下ろす叩くのテンポが何故か意識と現象でズレが生じているのだ。
これが、拳のスキルを取るとその違和感が消えるのだ、ただ、消えるだけでそもそもヨロヨロの音が出れば良いパンチな事には、変わらない。
このことからまるで、世界からその行動を許されているかのような気がした為に資格としたのである。
他にも気づいたことはあるのだが、レベル1のスキルを取ろうとなった時に1日もあれば、初級の大抵のものは取れると言うことである。
勿論全てを取ると言うことではなく、槍のスキルを取ろうと思い1日かければ手に入るし、剣のスキルを取ろうと思い1日掛ければ取れるのだ。
何故かこの世界のスキルは取るだけであれば(初級しか今は分からないが)取れるものばかりなのだ。
であるならば、スキルマニアみたいな人が沢山いても良いように思うのだが。どうなんだろうか?
なので、これは今度ダリアママに聞く事にする(認めちゃったからね、ママってべつに恥ずかしく無いからね・・)
というか、こんなにスキルの事に夢中になっていることや、やけに研究熱心な自分にも少し違和感を感じるのは何故なのだろうか?現世の自分であれば、途中で放り出してもおかしく無いはずなのに。
今ある、情報だけでは、思考がグルグルと渦を巻きはじめたところで、俺のお腹がグーと大きく鳴った。
とりあえずご飯が食べたい(まだ食うって感じではないが)と、一度思考を止めるのである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます