第18話分かってたよ俺赤ん坊なんだよね・・
さて、一言で言ってしまえば。ズバリこうだろう
(わかってたよ、俺、赤ん坊なんだよね・・)
現代の教育に死んでから感謝し、有り難みを理解し、改めてがんばろうと心に決意を固めた一時間後位だろうか・・?
俺は乳母のミーアのミルクを飲んでいた・・もうなんとも言えない恥ずかしさが込み上げてくるのだが、それとは別に幸福感で一杯になっていくのだ、思考と感情がバラバラで一体全体どうなっているのかと・・まあ・・体が赤ん坊だから本能のままに動いて、その上で食欲が満たされているのだから、今の俺は幸福感いっぱいになるのは仕方ない事だと分かっているのだが、
大変辛い。なんとか思考を今の状況から脱する為にミーアの知ってる情報をまとめてみる事にした。
ミーアさんは乳母さんだ、暗めの赤髪を肩に掛かるか掛からないかのギリギリの長さの髪を持っている後、何故か頭髪がやけに盛り上がってるところが二つあったりする不思議な髪型だと思う。
容姿からも見て分かるのだが、おっとりとしたマイペースな人であると感じる。
背は平均よりやや小さめであるのに対し、今俺がもらっている物は明言し辛いがとても立派である・・いかん話が逸れた真面目にいこう。
本来乳母は、言い方は変かも知れないが、贅沢であるのだ。
うちの親が二人とも一人前であるCランクの冒険者である為、普通に生活をするのであれば、毎月お金が貯まるくらいには余裕のある家庭ではあるらしいが、それでもやはり乳母を雇うほどのお金は本来無いはずなのだが、少し変わった事がここでおきているらしい。
ミーアさんにも子供が当然いるので当然ミルクをあげるのだが、ダリヤはミーアの子供にも与えているらしい。
まあ端的に言えば相互乳母状態である。
うちの両親が狩りにに出ている時などは、ミーアさんが俺を見る感じらしい。
ミーアさんの赤ん坊は女の子らしいのだが、父親がそりゃあもうバカ親親バカってくらいに溺愛状態らしいので、そんなに心配では無いらしい。
ただ、まあ俺の考え通りに行けばそのうち、うちの家に家族が三人増えるんじゃ無いかと思う、
理由は二つ、まず、うちの家がそもそも大きすぎるのだ、後2世帯くらいは入れるくらいの大きさをしていること。
二つ目に、そもそもミーアさんのうちが遠いことだ。多分そのうち引っ越してくるんじゃ無いかと思う。
三つ目に、ミーアさんの家族と仲がとても良いことを理由に入れ忘れていた。
いかん、お腹がいっぱいになって、眠たくなってき・・た・・かも・・し・・
赤ん坊の体では、抗い難い睡魔に一瞬で意識を失うのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます